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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

二子玉川での昼食会

170428 元の職場の先輩方に誘われて、玉川高島屋SC南館10階にある「鎌倉山」へ。ここはローストビーフの店。そう言えば、ローストビーフを食べるのは随分久しぶりだ。

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最近は、滅多に撮らないのに、あまり美味しそうなので、つい。

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味も量も程よい加減でした!

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こんな眺望も楽しめる。感じの良い店だった。ぜひまた来たい。

その後、同じ建物の下の方にあるFORTNUM & MASONへ行き、ダージリンなどをゆったりと味わい、頃合いを見て、上野まで。今日は夕方、山田五郎トークショーがあるので、それまで常設館でも見る算段。

a la carte!! Vol.9 「フィガロの結婚 あるいは狂おしき半日」

170427 たまたま会場が歩いて行けるところでもあり、第1回からずーっと見に行っているシリーズ。9回目は、出演者が人気歌手ばかり6人ズラリという豪華版!さすが吉田貴至(たかゆき)のプロデュースは堂に入っている。

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チラシも年々立派になっているようで、今後、人気のシリーズに成長していくのは間違いない。ということもあり、なんと今回は、昼夜2回公演というから大したもの。昼の部は満員御礼だったが、多分、夜の部も同様だろう。

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演出は、このシリーズをなんども手がけている名手、太田麻衣子。笑いのツボはまず外さない。実力者を並べて、これだけ笑いを取る手法は見事としか言いようがない。受けて立つ出演者の演技の巧さがまたたまらない。今回は、涙が出るほど笑わせてもらった。

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こう演目を並べると、なんか普通のコンサート風なのだが、実際は、特に第1部は、出だしから笑いの渦で、盛り上がった。個人的にはヴェテラン、塩田美奈子の歌唱と演技には、ついはまってしまった。またミニスカがよく似合って、日頃から相当シェイプアップに努めているのだろう。立派なものだ!

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最後に演出の太田麻衣子が紹介される。シャッターチャンスが拙く、下を向いてしまった。

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伯爵夫人の塩田美奈子とスザンナの川口塔子。お二人ともコスチュームがピタッと決まっている。

 

#15 (文中敬称略)

「トレインスポッティング2」

170426 原題:T2 TRAINSPOTTING (監督のダニー・ボイルは、T2のタイトルへの使用許可を、ターミネーター2ジェームス・キャメロンから取ろうとしたとか。結局、取らずに済んだ。)

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21年前の前作を見ていないので、この作品、語る資格はないのだけど・・・、でも単独でも十分楽しめた。前作との絡みが頻繁に出てくるフラッシュバックで十分カバーされていたからかも知れない。

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前作で、散々一緒に悪さをしたワルガキども、すっかり大人になっているのに、中身は昔のままで、そこがまたいいのだ。スコットランドの雰囲気にすっかり溶け込み、素晴らしい味わいを醸成している。

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⬆︎たまたまトイレで隣り合わせになったレントンとベグビー、ふとしたことで相手に気づき、この後、追いつ追われつの展開に

主要キャストは、ジョニー・リー・ミラーイングランド出身)を除き、スコットランド出身。(ちなみにジョニー・リー・ミラーアンジェリーナ・ジョリーの元ダンナ。)

当然会話は全てコテコテのゲール語風スコッチで、耳にはかなり難解。最近すっかりハリウッドスターの仲間入りしているユアン・マクレガー、久しぶりに故郷に錦を飾った格好で、のびのび演技しているように見える。

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⬆︎夢の世界で、このまま高層ビルの屋上から落下していくスパッド。

あれから20年、仲間を裏切り大金持ち逃げのレントン(マクレガー)が逃亡先のオランダから故郷に戻ると、母親は既に亡く、老いた父との再会を果たす。一人だけ年の離れたリーダー格のベグビーは今も服役中だが、脱獄に成功、レントン復讐に燃えている。シック・ボーイ、サイモンはプールバーを経営しているが、裏で怪しげなビジネスを展開中、ジャンキーのスパッド、妻子に愛想を尽かされ、高層アパート最上階で孤独に生きている。

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⬆︎自分が知っているロバート・カーライルとは別人のような演技を見せた。あの凄みを彼のような、むしろ弱虫の印象の俳優が出すとは驚きだ。

孤独、哀愁、友情、裏切り、悲しみ、欲望・・・寒々としたエディンバラの街並みにそうした感情が渦巻きながら、彼らは、しぶとく儚く生きている。スタイリッシュな映像、奇抜なカメラアングル、そして耳をつんざくロックのリズム、なんともシュールな作品を作り上げたダニー・ボイルは凄い!!

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⬆︎共演のケリー・マクドナルとユアン・マクレガー

#21 画像はIMDbから。

「バーニング・オーシャン」

170424 原題:DEEPWATER HORIZON (深海の地平線?オイル・リグの名前)米 107分 監督:ピーター・バーグ 製作には主演のマーク・ウォルバーグも加わっている。

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好きなジャンルの一つ、いわゆる災害もの。今からちょうど7年前の四月に実際にメキシコ湾で発生した原油流出事故を扱った作品。11名の犠牲者を出した事故がどのようにして起きたか、克明に追い、迫真の驚愕映像と音響に圧倒される。

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雇用主であるBP側と実動部隊との間の軋轢と不信感が生んだ、これはまさに人災である。効率だけを追い求める雇用者側、安全面を最優先する現場部隊、どこにでもある構図だ。タイタニック号の悲劇もこうした起きたことを思い出す。最近でも韓国のセウォル号も同様だろう。

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⬆︎なんとか脱出できた作業員たち。甲板上で点呼が取られる。11名から返事がない。この後、跪き、賛美歌を歌い、神に祈るシーンは感動的だ!

結局、自然を軽視した結果、恐ろしいしっぺ返しを食らうことに、渦中の人間たちは気づこうとしないから、何度でも繰り返されると言っていいだろう。

主演のマーク・ウォルバーグ(「パーフェクト・ストーム」、「ザ・シューター/極大射程」)や、カート・ラッセル(「バック・ドラフト」、「ポセイドン」)は、こうしたディザスター者にはうってつけの俳優だ。

当然C.G.も使われているのだろうが、どのように撮影したか不思議なほど見事な映像作りだ。

ちなみに、この邦題は上手い!

#20 画像はIMDbとALLCINEMA on lineから

「草間彌生 - わが永遠の魂」@国立新美術館

170420 当美術館開館10周年の企画展

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初めて草間彌生の作品に出会ったのは、2005年に直島へ行き、フェリーの船着き場に設置された例の黄色いかぼちゃのオブジェを見た時である。現在88歳だが、依然意欲的に制作活動を行なっていることは、しばしばテレビでも取り上げられ、周知の事実。

今回、開館10周年の節目の年の彼女の作品展を開催することの意義は小さくない。

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国立新美術館チケット売り場付近の混雑。木々に草間のシンボル、水玉が巻かれている。アルフォンス・ミュシャ展も開催されているから、無理からぬ行列だ。

行列と言えば、出口付近にも長い列が見られたが、なんとこれは草間グッズを買い求めた人たちがレジに並ぶ姿と判明。滅多にない光景だ!

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大部屋に所狭しと展示されている水玉作品とオブジェ。ここは撮影自由。

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よくまあここまでと呆れるほどの水玉模様の群。これらの作品は、いわゆる工房での制作で、彼女が全体の構図や色を決めて、弟子たちがひたすら水玉を描いて完成させたらしい。

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こういう極彩色のオブジェを見ていると、ニキ・ドゥ・サンファルの作品にも共通しているように思えてくる。

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例のかぼちゃが屋外に展示されている。正面はミッドタウン。

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⬇︎初期の作品

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⬇︎ニューヨーク時代の作品

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⬇︎体調を崩して日本に帰国したのが1973年で、その後の東京での作品。

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若き日にニューヨーク行きを決めたのは、大英断、大正解で、こうした一見奇天烈な作品は、日本にいては理解されなかったろう。

水玉作品は食傷気味で、自分には初期と、1970年代の作品の方により興味が向いた。

画像は、一部国立新美術館のHPからお借りした。それにしても、90歳近いというのに、飽くなき制作欲には脱帽である。底知れぬパッションとエネルギーを感じる。