ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

第53回日伊声楽コンコルソ@東京文化会館小ホールへ

170721 10人が残った本選を聞きに東京文化会館小ホールへ。 愚亭が存じ上げている歌手は数名。ほとんどの方は初めて聞かせていただく。それぞれ3曲ずつ、概ね15分ほどで、10名、途中20分の休憩が入るから、2時開演で、終わったのが5時ちょっと前。そして…

「甘き人生」

170719 原題:FAI BEI SOGNI (いい夢を見るのよ!)伊仏合作 130分 脚本・監督:マルコ・ベロッキオ、マッシモ・グラメッリーニの自伝的小説を映画化したもの。 1969年のトリノと90年代のローマが何度か交錯する。主人公のマッシモは、9歳の時、突如最愛の…

国際芸術連盟音楽賞受賞コンサート@伝承ホール(渋谷)

170718 この音楽団体、昨年末の第九の合唱団で杉並公会堂の舞台に立った時の後援団体であることを思い出した。(主催は指揮者自身)そこの音楽賞を受賞されたお二人の記念コンサート。 ピアニストの栗原ひろみは初めて聴かせていただいたが、華奢なお姿から…

海の日のチャリティーコンサート、合唱団員として参加の顛末記

170717 4月から15回の練習を経て、とうとう当日になった。合唱団の集合時間は11時45分。ちなみに開演時間は19時。予定より早めに会場着。男性は奏楽堂の楽屋の一室をあてがわれるが、女性は数が圧倒的に多いこともあり、別棟の第6ホールが控え室になる。 …

西洋美術館の前庭での彫刻鑑賞後、赤羽のまるます家へ。

170713 恒例の赤羽「まるます家」での暑気払いまで少しだけ時間があったので、高齢者が無料で入館できる常設館を覗こうとしたが、途中でそれほどの時間がないと判断、前庭に展示されているロダン、ブルデル(弟子)の作品群の鑑賞にとどめた。 置いてあるの…

「歓びのトスカーナ」

170713 原題:LA PAZZA GIOIA (大喜び)伊仏合作 監督:パオロ・ヴィルツィ 主演のヴァレーリア・ブルーニ・テデスキの上手さが断然光る作品!相手役の、監督の女房でもあるミカエラ・ラマッツォッティも見事な演技だった。テデスキさんは、例の元仏大統領…

「レオナルド ✖️ミケランジェロ展」@三菱一号館美術館(ブロガー内覧会へ)

170711 今日はブロガー対象の内覧会に招待され、三菱一号館美術館へ。午後6時から受付開始なので、しばらく近くでスタンバイ。 手前の植物が絡まるタワーからミストが吹き出てきて、気持ちが良い。 ルネサンス期、無数の偉大な芸術家が登場したが、中でも聳…

「水墨の風」展@出光美術館

170711 久しぶりに水墨画を見る機会があった。自分の父方の祖父が水墨画の絵師(聾仙と号した)であったので、我が家には彼の作品が常時何点かかけられていた。日常的にそうした作品に接していると、あまり有り難みも感ずることなく、過ごしていたが、出身地…

「ボンジュール、アン」

180711 原題:PARIS CAN WAIT(英)、BONJOUR, ANNE(仏) 米 92分(程よい長さだ)製作・脚本・監督:エリノア・コッポラ (フランシス・フォード・コッポラの奥さんで、ソフィア・コッポラの母親、自分の体験を基に作ったというから、なかなかの才人。すご…

「LIFE」

170710 原題のまま。米 104分 監督:ダニエル・エスピノサ(「デンジャラス・ラン」「チャイルド44 森に消えた子供たち」) スペースSFだが、かなり現実味を帯びているのは、火星から土を採取して、生命体の存否を確認する話だからだ。ただ、展開の仕方は「…

「海の日のチャリティーコンサート」祝祭合唱団の練習もいよいよ終盤

170709 4月から始まったモツレクとナブッコの練習も15回目で、この日本声楽家協会本部のある初音ホールでの練習も今日が最後。来週はいよいよ芸大での仕上げとなる。 詳細プログラムは: 第1部萩原 潤(Br)ヴォルフ《メーリケ歌曲集》より あばよ小林…

大田区コーラスフェスティバル、裏方、初体験!

170708 地元合唱団の一員としての出場経験はあるものの、裏方は今回が初めて。今年度から大田区合唱連盟の運営委員を引き受けたことから、こういう仕事が回ってきた。担当は、「舞台」ということで、舞台裏での様々な作業をこなすのだが、初めてでもあり、勝…

「夏の夜に紡ぐ歌」@アルテリーベ東京

170705 梅雨空の下、内幸町経由でアルテリーベに出かけた。食べながら飲みながら一流の歌手が登場して、様々なジャンルの歌を聴かせてくれる”小屋”は、近年どんどん減っているので、今や、銀座7丁目の音楽ビアプラザ ライオンと並んで、ここは貴重な存在に…

「おとなの恋の測り方」

170603 原題:UN HOMME A LA HAUTEUR(腕利き、という意味があるようだが、身長hauteurに引っ掛けたタイトルだろう)仏 98分 監督:ローラン・ティラール(日本公開作品としては、3本目) 身長136cmの建築家、アレクサンドル(ジャン・デュジャルダン)が、…

「妹背山婦女庭訓」ほか、松竹大歌舞伎@アプリコ大ホール

170630 毎年この時期になると、大歌舞伎がアプリコ大ホールにやってくる。 しかもS席で@¥5,000は堪えられないから、ここ10年ほど、この公演は欠かさず観にきている。 いずれも、愚亭には初めての作品ばかり。カミさんは子供時代に妹背山だけは観ているという…

「海辺のリア」

170628 2016年作品 105分 脚本・監督:小林政広 これは完全なる舞台劇で、動きもセリフも舞台を見ている感じだ。ラストシーンなど、海をバックに浜で朗々とセリフを唸る仲代の左右の動きも、きちんとカメラの視野に収まるように計算されている。フラッシュバ…

「ジーサンズ はじめての強盗」

170627 原題:GOING IN STYLE (自分らしく堂々と生きる、というような意味か) 米 96分 監督:ザック・ブラフ(日本公開の初監督作品、まだ48歳) 1979年に作られた映画のリメイクだそうだ。そっちは見ていない。シルバー世代が若者並みに頑張っちゃう映画…

「ハクソーリッジ」

170626 原題:HACKSAW RIDGE 2016 豪・米 139分 監督:メル・ギブソン、製作に7人、製作総指揮に16人もが名前を連ねているのは、珍しいだろう。 太平洋戦争末期、アメリカの中流階級で育ち、敬虔なセブンスデイ・アドヴァンティスト(キリスト教系新興宗…

日本語版「ラ・ボエーム」@日生劇場

170624 応援している高橋絵理がムゼッタを演じるということで大いに興味を持った公演。チケット予約してから前編日本語上演と知って、多少動揺したが、恐れたほどの違和感はなかった。ただ、余りにも有名なロドルフォのCHE GELIDA MANINAやミミのSI, MI CHIA…

「ばらの騎士」とウィーンの魅力@ドイツ文化センター

170623 長い一日の最後のイベントは、東京二期会がクラシカ・ジャパン協力のもと開催された二期会プレ・ソワレで、来月予定されている「ばらの騎士」の本公演に先駆け、その魅力を知ってもらおうという趣旨。 まずは、音楽学研究家の廣瀬大介氏が登壇され、…

「TAP THE LAST SHOW」

170623 133分 監督:水谷豊 これまで興味も関心もまったくなかっった俳優だが、こういう作品を作れるとなれば、少し見方を変えようかな。いや、なかなか大した作品になっていて、感心した。 嘗て光り輝いていたタップ界のレジェンド、事故で踊れなくなり、以…

「ジャコメッティ展」@国立新美術館

170623 取り立てて好きな彫刻家でもないのだが、時間調整も兼ねて、青山一丁目から一駅の六本木で下車して国立新美術館へ。午後の早い時間だが、行列もなく、すんなり会場内へ。つい先日、ここでムハ(ミュシャ)の「スラブ叙事詩」の大作群を見た後だけに、…

青木エマ ソプラノリサイタル

170623 美声、美貌に加え、バレリーナのような小顔、長身で、天が三物も与えてしまったかのような青木エマのリサイタルが、赤坂/青山のビル6階にある小ホールで開催されたので、青山一丁目から歩いた。今日は夕方、再び、この付近の会場で東京二期会の「薔…

「キング・アーサー」

170622 原題:KING ARTHUR: LEGEND OF THE SWORD 2016 英・豪・米 126分 脚本(複数)・監督:ガイ・リッチー お馴染みの話。今回のはCGの凄さを楽しめれば、それで十分。昼から飲酒したので、眠いこと! 聖剣を引っこ抜く場面。このチャーリー・ハナムとい…

MacBook Airのバッテリー交換

170621 間もなく購入してまる6年となる本機、やはりバッテリーの消耗が激しくなってきてた。この日に備えて、すでにアマゾン経由、数千円で購入しておいた新しいバッテリーと交換した。 初めてのことで、さすがに緊張した。か細い特殊なネジを使用している…

「セールスマン」

160620 原題:FORUSHANDE(イラン語でセールスマンのことらしい)イラン・フランス合作 124分 脚本・監督:アスガー・ファルハディ 上は英語版ポスターで、一番上に書いてあるのは、「別離」(2011)でも、この監督、外国語映画部門でオスカーを取っていること…

「明日へ」日声協 初音ホール チャリティーガラコンサート

170618 このところ、7/17「海の日のチャリティーコンサート」祝祭合唱団の練習で通っている初音ホール、今日はこのコンサートの会場で、ちょうど開場時間に到着したら、行列が入場し始めたところ。180席が完売だったとか。 正味2時間半の、大変充実した内容…

オペラ「夕鶴」@曳舟文化センター

170617 つうのアリアは何度か演奏会で聞いたことがあるが、オペラそのものを見るのは今回が初めて。すでに昭和28年の初演以来、800回を超える公演回数を誇るとか。日本が作った本格オペラでは、群を抜いた存在だ。もちろん海外でも上演されている。 團伊玖磨…

オペラ・アンサンブルワークショップ 2017

170617 所属する地元合唱団で伴奏をしてくれている吉田貴至先生が主催する講座の、修了式が近くのホールであったので、覗いてきた。 最近は、アリアだけでなくアンサンブルも楽しみたいという声楽愛好家が増えているらしく、そうした層に応えるべく開講した…

「パトリオット・デイ」

170616 原題:PATRIOTS DAY 2016 米 133分 原案・脚本・監督:ピーター・バーグ 製作には、主演のマーク・ウォルバーグの名も。 4年前のボストンマラソン、ゴール付近での爆破事件を扱った実録物。当時の映像もかなり含まれているが、爆破シーンの再現場面…

「人生タクシー」

170615 原題:TAXI 2015 イラン 88分 監督:ジャファル・パナヒ この監督、イラン政府から現在も映画監督禁止令が出されたままとは知らなかった。そんな中でも、いろんな手法を試しながら、映画を作り続ける反骨魂がたまらない。本作は、監督自身がタクシー…

オペラ・オードブルコンサート「月に寄せる歌」@日生劇場ロビー

170614 いわゆるロビー・コンサートで、秋に控える本公演の宣伝を兼ねた無料ミニ・コンサート。事前申し込み制。早めに行ったので、いい席で鑑賞できた。 上記の他に、秋本悠希の独唱で、同じドボルジャークの「わが母の教えたまいし歌」、最後に再び「月に…

「スプリット」

170614 原題もSPLIT(分裂)2016 米 117分 製作・脚本・監督:ナイト・シャマラン('99「シックス・センス」、'00「アンブレイカブル」など) 性格異常者(この場合は多重人格者)による人質誘拐・監禁を扱ったホラー映画。主人公ケビン(ジェームス・マカヴ…

「ローマ法王になる日まで」

170613 原題:CHIAMATEMI FRANCESCO - IL PAPA DELLA GENTE(私をフランチェスコと呼んでくれ - 人々の法王)伊 2015 113分 2016度イタリア映画祭出品作 脚本・監督:ダニエレ・ルケッティ 現法王のアルゼンチン時代にスポットを当てた作品。法王を扱った映…

公開リハーサル@ミューザ川崎

170609 明後日の名曲全集の公開リハを聞いてきた。12時からちょうど2時間、取り上げたのは伊福部 昭の日本狂詩曲とシャブリエのスペイン狂詩曲。ほぼ出来上がっている様子で、ほとんどマエストロが注文つけることはなかった。 やはり一流のオケとなると、…

「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」

170608 原題:LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT 伊 119分 監督:ガブリエーレ・マイネッティ 珍しい作品を見た。去年のイタリア映画祭出品作品らしい。イタリアのテレビで放映された日本のアニメ「鋼鉄ジーグ」が人気沸騰で、実写版が生まれたというからちょっとし…

日声協主催独演会「テノール 城 宏憲」@日暮里サニーホールコンサートサロン

170607 人気急上昇中のリリコ・スピント・テノーレゆえ、売りだし後、直ちに満席になったらしい。そんなこともあろうと、当方、売り出し直後にチケット入手していた。会場のコンサートサロンは60人ぐらいしか入らない小ホール。彼ほどの人気者の場合は、サニ…

「光をくれた人」

170606 原題:The Light Between Oceans 米・豪・NZ合作 133分 脚本・監督:デレク・シアンフランス ほぼ事前情報なしに見に行ったが、期待以上。灯台守夫婦の感動話かなぐらいの興味しかなかったのだが、なかなかどうして、単なる感動ものでなく、結構、緊…

上野 de クラシック@東京文化会館小ホール 嘉目真木子X富岡明子ドゥオコンサート

170606 副題に「東京音楽コンクール入賞者によるクラシックコンサート」とある。もともとそういう趣旨だったこと、気づかなかった。確か、このシリーズ、モーニングコンサートと称してワンコイン(@500)で過去催していたのを、模様替えしたようだ。その初回…

「リゴレット」@牛込箪笥町ホール

170604 NPO法人オペラ普及団体であるミャゴラトーリ(ニャーニャー鳴く猫、転じて調子外れで歌う人の意も)主催の「小劇場演劇的オペラ」シリーズ第4弾。ちなみに、第1弾は2014年、ザ・高円寺での「ラ・ボエーム」。2回目からは会場を牛込箪笥町ホールに移…

読響Xアプリコ「名作オペラと幻想交響曲」@アプリコ大ホール

170603 今更ながら、こんな素敵なコンサートが近所のホールで、しかも安く聴けるのは、幸せなことだ。 マエストロ現田茂夫は久しぶりに聞いたが、まったくもってブラヴィッシモだ。尤も、ちょっと太って、しかもヘアスタイルを変えたので、一見工員風なとこ…

「ゴールド/金塊の行方」

170602 原題は、単にGOLD。監督:スティーブン・ギャガン(脚本家で、監督としては、3本目)、その他、製作者5人の中に、主演のマシュー・マコノヒーの名前、また製作総指揮者8人の筆頭にポール・ハギスが。 実話を基にしてできた作品。1988年からスター…

「アムール 愛の法廷」

170601 原題:L'HERMINE (白貂)仏 98分 脚・監:クリスチャン・ヴァンサン(「大統領の料理人」2012) 今は裁判長をしている、厳格・冷徹で知られるミシェル(ファブリス・ルキーニ)、乳幼児殺害事件の公判中に陪審員に顔見知りの女性がいるのに気づく。…

大エルミタージュ美術館展 - オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち@森アーツセンター・ギャラリー

170530 何年か前、6時間もエルミタージュで過ごしたこともあり、行く予定がなかったのだが、またも姉がfacebookでお勧めというので、暇に任せて行ってきた。 エルミタージュ美術館展と称する展覧会は、もう何度かやっていて、記憶では、毎回、これぞという…

「追憶」

170529 こういうすごい作品が出てくるから、邦画にも日頃からしっかり目配りしておかないといけない。 降旗康男X木村大作に加えて、この豪華キャストだから、それだけで、もう見たいと言う衝動、抑えがたし。期待に違わず、上々の出来栄え。 25年前、多感…

銀座で嘉目真木子

170526 シャネル・ピグマリオン・デイズ、今年の声楽部門では、今乗りに乗っている嘉目真木子が選出されている。このシリーズは、過去何度も聴きに来ているので、ここで聞くソプラノでは、彼女でおそらく十数人目だろうか。 上の略歴にもあるように、4年前…

「三軌会とラオス会」

170526 慌ただしく「アルフォンス・ムハ展」を見て、お隣の会場で開催中の三軌展へ。我がラオス会(50数年まえ、フランス船「ラオス号」で船出した仲間の会)のT画伯が所属する絵画クラブで、毎年、この時期、ここで開催している。 今回、画伯の出品作がこ…

「アルフォンス・ムハ<スラブ叙事詩>」を見に、国立新美術館へ

170526 いやはや世の中には途轍もない絵があるもんだ。この画家、現在チェコのブルの近くの片田舎、イヴァンチツェ出身で、19世紀末、パリで、時の大女優サラ・ベルナールの知己を得たことで、いわゆるグラフィックアートの世界で傑出する画家となる。 し…

「美女と野獣」

170523 原題:BEAUTY AND THE BEAST (原作の仏語では、LA BELLE ET LA BÊTEと両方に定冠詞が付いているのだが、英語はなぜかBEAUTYには付かない)米 130分 監督:ビル・コンドン 原作は読んでいない。1946年のジャン・コクトーがジャン・マレーを主人公にし…

「メッセージ」

170522 原題:ARRIVAL 米 116分 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 宇宙人登場のSFだが、おきまりの襲来で地球防衛軍と戦うのとは、少しばかり毛色が異なる。 地球上の12ヶ所にこんなものが現れ、地上スレスレのところに浮いている。彼らが何の目的で到着したか…