ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

オペラ

日本語版「ラ・ボエーム」@日生劇場

170624 応援している高橋絵理がムゼッタを演じるということで大いに興味を持った公演。チケット予約してから前編日本語上演と知って、多少動揺したが、恐れたほどの違和感はなかった。ただ、余りにも有名なロドルフォのCHE GELIDA MANINAやミミのSI, MI CHIA…

「リゴレット」@牛込箪笥町ホール

170604 NPO法人オペラ普及団体であるミャゴラトーリ(ニャーニャー鳴く猫、転じて調子外れで歌う人の意も)主催の「小劇場演劇的オペラ」シリーズ第4弾。ちなみに、第1弾は2014年、ザ・高円寺での「ラ・ボエーム」。2回目からは会場を牛込箪笥町ホールに移…

「イル・トロヴァトーレ」もいろいろ

170511 地元合唱団で伴奏してくれているピアニストが出演するというので、日暮里まで出かけた。 しかし、まあいろんな公演があるものと、今夜はつくづく思い知らされた。この空間は、普段は独唱やアンサンブルがせいぜいで、まさかここでグランドオペラが上…

立ち見で「こうもり」@丸の内オアゾ

170504 「告解」を見終わって、すぐ東京駅へ。丸の内オアゾのロビーに行くと、椅子席は整理券を持っている人だけで、そうでない人は立ち見となる。あーあ、これからオペレッタ「こうもり」が始まる5時まで、2時間もただ突っ立っているのもさぞ辛かろう。 と…

「カルメン」日本語版@国立オリンピック記念青少年総合センター

170503 昨年末、杉並公会堂での第九に合唱団の一員として舞台に乗ったが、その際、アルトのソリストを勤めた星 由佳子がカルメンで出演というので、滅多に行く機会のない会場へ。 星 由佳子の出来栄えは一言、素晴らしかった!だが、それ以外は、かなりいろ…

日生劇場『ラ・ボエーム』関連企画 ドラマトゥルクレクチャー

170402 そもそもドラマトルゥク(独語、Dramaturg)なる、かなり専門的な言葉は、ドイツの劇場で古くから一般的に普及している専門職を指し、制作とは独立して存在する、文学、美術など、深く広範な専門知識が要求される知的エキスパートのことだそうだ。そ…

創作オペラ「人道の桜」 (杉原千畝物語)

170325 すでにあまりにも知られるようになった杉原千畝の一生をオペラにした、意欲作。彼の、カウナスにおけるユダヤ人へのヴィザ発給の話が軸になっているのは当然だが、後半は、ユダヤ人たちが艱難辛苦の末、日本に身一つで到着し、地元民に思わぬ歓迎を受…

歌劇「オテッロ」@新国立劇場中劇場(初台)

170215 素晴らしい舞台だった!もちろん応援している青栁素晴のオテッロを聴きたくてチケットを購入していた。 さて、タイトルロールの青栁だが、出だしは必ずしも万全ではなかったかも知れない。この役、何しろ登場するやいなや、いきなり”Esultate! ・・・…

黒い薔薇歌劇団による「魔笛」

170128 一昨年の公演がすこぶる好評で、今回再演となったのは、まことに喜ばしい。キャスト陣はほぼ前回と同じなのだが、パミーナが砂川涼子→嘉目真木子、パパゲーノが宮本益光→近藤 圭、ナレーションが長谷川初範→宮本益光、フルーティストが難波 薫→林 理…

「コジ・ファン・トゥッテ」演奏会形式@ミューザ川崎 by ジョナサン・ノット

161209 正直、それほど好きな演目ではないが、久しぶりに本場で活躍するキャストによる舞台を見たくて、早くから予約していた。今日の席は1階平土間前から5列目のやや左寄りというベスト・ポジション。 演奏会形式なりの良さとは、小さくて見えないが、マ…

「ナクソス島のアリアードネ」@日生劇場(ライプツィヒ歌劇場との提携)

161126 やはりこれだけの舞台を見せられると、チケット代が少々高くても、これからも年に何回かはオペラの本公演は見たいものだ。今日の舞台は、標題にもあるが、ライプツィヒ歌劇場との提携でもあり、最近でもとりわけ出色だったと思う。指揮、演出、舞台装…

「白狐」@豊洲文化センター

161115 珍しいオペラを見た。岡倉天心がこういうものを残していたとは、まったく知らなかった。それを美しい旋律をふんだんに盛り込んだオペラにまで仕上げてしまった平井秀明もすばらしい。 今回は、所属する合唱団の女性団員が数名、それと合唱指導をお願…

「椿姫」@The Station Studio Hatagaya

161016 最近、コンサートホール不足で、上演する側は、あちこち会場探しに大わらわだろう。そんな中、幡ヶ谷駅に接続する商業施設内の小さなホールで本格的なオペラの公演が行われた。収容客数は40前後だろうか。狭い上に天井は低く、しかもかなりの変形と…

「人魚姫」YNOオペラシリーズ Vol.4

161015 だいぶ以前から応援しているソプラノ高橋絵理さん出演とあって、楽しみにしていた公演。 YNOとは、検索しても説明が見当たらないが、作曲家の山田 香さんの頭文字とNEW OPERAということだろうと想像する。気鋭の作曲家とお見受けするが、近年意欲的に…

「蝶々夫人」@練馬文化センター つつじホール(小)

160923 ⬆︎このチラシがまず素晴らしい。文字のバランス、背景の色調、何よりそこに立つ荒牧小百合さんの表情とポーズ、そして衣装の純白、髪の漆黒、その先端(?)の深紅!! 去る7月、芸大内奏楽堂での「海の日のチャリティーコンサート」祝祭合唱団でご…

「イル・トロヴァトーレ」(演奏会形式)@かつしかシンフォニーホール

160811 演奏会形式ゆえ、舞台装置と振りこそないが、立派なオケと合唱が付いて、ノーカット演奏だから、3時間近い大熱演。それで、たったの3,000円だもの。この日入った聴衆はえらく得した気分だろう。 レオノーラ、ルーナ伯爵、マンリーコ、アズチェーナの…

「カプレーティとモンテッキ」@箪笥町ホール by ミャゴラトーリ

160806 今年も巡ってきました、ミャゴラトーリ劇団の季節が。それほど楽しみにしていた上演です。(でも、まだ3度目、あまり偉そうなことは言えないけど)何が楽しみかって、そりゃ言わずと知れた岩田演出 X 真郁指揮が醸し出す、えも言われぬ不思議な空間…

「ラ・ボエーム」@谷中会館初音ホール

160805 日本声楽家協会研究所が主宰する谷中オペラ寺劇場(てらこや)第3回の公演、知り合いが出るので初めて聴きに行った。 4月から「海の日チャリティーコンサート」祝祭合唱団の一員として、十数回も通ったところだ。いつもは練習所だったところが、今…

オペレッタ「メリー・ウィドウ」@杉並公会堂

160724 伝統の手作り区民オペラ、今年も嬉しい演目だ。毎度のことながら、AかBかで大いに悩む。どちらにも応援するソリストたちが出るからだ。できることなら両日来ればいいのだが、現実にはなかなかそこまではね。 出演者の一人から取ってもらった席は、こ…

「フィガロの結婚」@東京文化会館

160717 スタッフ&キャスト、現在日本で考えられうる最高の布陣ではないだろうか。宮本亜門演出も二期会公演では、お馴染みとなった。オケも指揮も、合唱団も言うことなし。精緻にしてスタイリッシュな舞台装置、それにきらびやか過ぎないコスチュームも公演…

二期会デイズ最終日「ドン・ジョヴァンニ」

160703 このシリーズで、かくも素晴らしいドン・ジョヴァンニが楽しめようとは!!オケもないし、舞台装置もないから、いわゆる”演奏会形式”となるのだろうが、コスチュームは本格的だし、簡素ながらもちょっとした装置があり、演技もしっかりされていたから…

「ドン・パスクアーレ」のゲネプロを日生劇場で見る

160630 歌劇ドン・パスクアーレは、ドニゼッティが1843年に作曲したオペラブッファで、のちにヴェルディのファルスタッフが登場するまでは、「セヴィリアの理髪師」(ロッシーニ)、「愛の妙薬」(ドニゼッティ)と並ぶ三大喜歌劇だったとか。 バスが主役と…

G.Verdi「リゴレット」、「イル・トロヴァトーレ」ナレーション付きハイライト公演@トリフォニー小ホール

160620 所属する合唱団を指導していただいている先生のお一人、星野恵里さんが出演されるので、錦糸町まで出かけた。 この団体の公演は今年の1月に続いて二度目となるが、4,000円ポッキリで、ハイライトとは言え、本格オペラが見られるのは、まことにありが…

「セヴィリアの理髪師」@日生劇場

160618 二日間の公演で、青山フィガロの方を選んだ。 何ヶ月か前に、オードブルコンサートてなことで、さわりだけを見る機会があり、その時のマエストロの話がとても興味深いもので、今日を楽しみにしていた。 オーディションで選ばれたという今日のキャスト…

オペレッタ「メリー・ウィドー」@みなとみらい小ホール

160410 毎年、この時期になると、この劇場でオペレッタを見るのが恒例になっている。主催はみなとみらいホールで、制作協力は、この舞台では毎度おなじみのルナノバ。 オペラ・セーリアと違い、可笑しさ、楽しさ満載がオペレッタ。もし楽しめなかったら、そ…

「小鳥売り」@内幸町ホール

160326 主催者の東京オペレッタ劇場は、今回も訳詞/台本を担当している角 岳史氏が毎年、意欲的に新しい作品を中心に取り上げ、手頃な価格で都心で見せてくれるので、我々オペラ/オペレッタファンにはまことにありがたい。 本作は、もちろん初めて観たのだが…

「セビリアの理髪師」オードブル・コンサート@イタリア文化会館

160229 予約初日に電話すれど、1時間ほど経過していたので、すでに満員。あとは取り消待ちということで、半ば諦めていたら、土壇場で当選通知。 出演者、一人一曲ずつという贅沢なプログラム。それにしても、皆さんのうまいこと!Bravo(a,i)をかけ続けるこ…

「新宿オペレッタ劇場#22」@新宿文化センター(小)

160225 最近所属することになった大田区の合唱団の指導者の一人、猪村浩之さん(以後、先生と呼ぼう)の出演する舞台なので、勤務後、会場の新宿文化センターまで。ここはJRの駅からは結構歩くが、例のゴールデン街入口を通るおしゃれな小径を行くので、遠い…

オペラ・ブーフ「青ひげ」@なかのZERO大ホール

160207 楽しくなければ、オペラ・ブッフではないと思うけど、本作は、その意味で、終始笑わせてくれて、大満足。アリアは原語(仏)、その他は日本語と、当然ながら、日本人の観客にはありがたかった。セリフも短かく、明瞭で、少々耳が遠くなりつつある高齢…

「仮面舞踏会」本番は別組で

151206 先日見たゲネプロとは別の組を本番で見ることができた。 何と言っても特筆すべきは、テノールの藤田卓也氏だろう。噂には聞いていたが、本当に素晴らしい、日本の至宝と言えば、大げさかも知れないがそれぐらいの評価を得ても誰も不当とは思わないだ…

「仮面舞踏会」ゲネプロを見る

151203 今月5日に本番を控えたA組(西村組)のゲネプロを見る機会があった。自分が行く本番は6日のB組(藤田組)なので、両組が見られてラッキーだった。 いつものGPと異なり、各幕を開ける前に、入念に最終チェックをするので、本公演より長く、五時に開…

「ウィーン気質」

151125 4日公演の最終日、塩田組だ。 この演目、目立ったアリアは多くはないが、全体にウィーンの華やかさが、ぎっしり詰まった演目と言えるだろう。 どちらの組もそれぞれ素敵な歌い手が配されていて、両組が見られない(時間的ではなく経済的理由で)者と…

「ドン・ジョヴァンニ」@日生劇場

151115 階段状のセットは、予想以上に高くて、そこを素早く動き回る演技を求められる歌手たちの苦労はいかばかりかと、同情しながら見ていた。特にタイトルロールを演じた池内 響さんは、もともと身体能力が高いのか、難なく櫓から櫓へ飛び移ったり、駆け下…

日生劇場舞台フォーラム 2015 舞台美術考察 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」

151112 興味津々の案内が舞い込み、しかも入場無料!勤務の後、有楽町で途中下車。 すでにドン・ジョヴァンニ用の舞台が組み上がっていた。というか、この日、学生向けの公演があり、舞台は使用したままにしてあったと言うことか。随分階段が多くて、こりゃ…

「ダナエの愛」@東京文化会館

151003 奥方が急な用事に行けなくなったから、一緒に行かないかと、小学校のクラスメートから誘われたのは、前日!この日は一件、演奏会が入っていたが、夕方なので、ダナエがマチネーならギリギリ間に合うと分かり、思わぬ幸運を手にした。 ダナエと聞けば…

江東オペラ「アドリアーナ・ルクブルール」@江東文化センターホール

150920 近年、都内でもいろんな区でオペラ上演の機会が増え、オペラファンには実に喜ばしい限り。荒川、杉並、そして我が大田区でも過去何度か足を運んでいる。江東オペラは毎回入場料も手頃で、年金暮らしでも行きやすい。会場内を見渡せば、確かに自分も含…

東京二期会オペラ劇場「ウィンナ・オペレッタ集」

150827 浜離宮ランチタイムコンサートvol.139 これは、11月に4回の本公演が予定されている「ウィーン気質」の宣伝を兼ねたコンサートで、本公演出演予定の4名が勢ぞろい。小貫さんだけが別組となる。(上の画像は、東京文化会館のhpから拝借) 第1部: …

あえて、小さなオペラ『魔笛』@シアターX(かい)(両国)

150815 このシリーズ、見るのは今回で3度目。何しろ千円ポッキリでオペラを見せようという心意気が素晴らしい。 上のチラシに写っている4人だけであの「魔笛」を演じるというところがすごい!当然、一人二役もある。中でも、夜女とパパゲーナという、重要…

「魔笛」@東京文化会館

150720 4日公演の最終日に見に行った。すでにFB上でも散々取り上げられた話題満載の公演。 確かに、これまで見たことのある魔笛とは随分色彩が異なる。演出次第で、これだけ違いが出せるところが面白い。リンツ州立劇場との共同制作公演と銘打ってあるので、…

オペラプロデュース公演「復活」@新国立中劇場

150712 貴重な本邦初演オペラを見る機会があった。出演者のお一人にお願いしたら、これ以上望めない特等席!たっぷり堪能させてもらった。ただ、館内の気温、下げすぎで、これには参った。この辺りもう少し気配りできないのだろうか。 さて、「復活」、無論…

「霊媒・電話」(ジャン=カルロ・メノッティ)@伝承ホール(渋谷)

150701 入口付近で姉にバッタリ。彼女の希望で、私には珍しく最後列へ陣取ったのだが、不運にも目の前に小山のように座高の高い若い男性が、しかも頭髪が尋常でなく盛り上がっているから、舞台中央がほぼ完全死角で、少々辛い観劇になってしまった。 なにせ…

井上道義X野田秀樹版「フィガロの結婚」@ミューザ川崎

150617 だいぶ前から楽しみにしていた異色のオペラ。マエストロ井上は体調を崩されて、しばらく休養を余儀なくされていたので気がかりであったが、めでたく復帰できたのが何より。 野田秀樹演出というところが、大いに期待されたわけだが、期待を大きく上回…

小劇場演劇的オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」@牛込箪笥新宿区民ホール

150530 応援しているテノール青栁素晴さんがトゥリッドゥをやるというので、待ちかねた公演だったが、⬆︎このチラシがまた冴えていて、最近のものでは出色だと思う。 主催はNPO法人オペラ普及団体ミャゴラトーリ。変わった名称だが、お気づきの通り、猫の鳴き…

立ち見でオペラ

150503 ラ・フォル・ジュルネは以前から興味あれど、一度も行ったことなし。たまたま見つけたこのチラシで、丸の内のオアゾへ。無料オペラも初だが、立ち見というのも初めて経験。どの程度混み合うか判然としなかったので、とりあえず開演30分前に会場に到…

蝶々夫人@ヤマハホール

150501 またまた蝶々夫人を見に。今回も演奏会形式である。舞台装置がないだけで、抜粋とは言え、ほぼ主要箇所を網羅して、コスチュームと振りを入れて演じてくれるから、それなりに価値があると思う。 さらに、オケではないけど、今回のようにエレクトーンS…

「メリーウィドウ」@アプリコ

150424 毎回このホールで開催されるシリーズも第7弾。記念すべき1回目から全公演を見ているのが、ちょっとした自慢。まぁ歩いていけるホールということもあるけど。 ところで、このチラシだが、いつにない出来栄え。どうも今年から主催/企画制作をMIYAKOUJ…

気軽にオペラ!「コジ・ファン・トゥッテ」@みなとみらいホール(小)

150403 演目としては、好きな部類ではないのだが、出演者と安さにつられて横浜へ。 モーツァルトの五大オペラの一つということになっているが、他のオペラに比べるとそれほど心に響くようなアリアがないような気がしている。とは言え、二重唱には、とびきり…

歌劇「オテロの魅力」@神奈川県民ホール(小)

150307 毎回ほぼ欠かさずに出ている青島広志のたのしい名作オペラ講座、今回は、間も無く大ホールでの本公演を控えているヴェルディ晩年の本格オペラ「オテロ」を取り上げる。 例によって抱腹絶倒に終始。最近やや暴露趣味も暴走気味で、聞いている側が、「…

「ラ・ボエーム」@アプリコ大ホール

150228 大田区民オペラ、30回目の公演。1990年に下丸子の大田区民プラザで発足、以後、オペラの本公演かオペラ・ガラコンサートを開催してきており、99年春には落成なったアプリコホールのこけら落としで「夕鶴」を。その後も、主要な公演として、「コジ・…

杉並区民オペラ ニューイヤー・ガラコンサート@セシオン杉並

150206 応援しているテノールの青栁素晴氏出演の舞台を観に行った。区民オペラが、本公演以外にこうしたガラコンを主催することに感心し、かつ羨ましくも思った。区の財政が豊かなのか、文化活動に熱心なのか、いずれにしてもそこまで充実しているということ…