読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ラ・ラ・ランド」

170322 アカデミー賞は、主演女優賞(エマ・ストーン)、監督賞(デイミアン・チャゼル)ほか、4部門を獲得したのも十分うなずける作品。それにしても、この監督、32歳というから驚く。「セッション」を撮った時は20代だからね! いやぁ〜、久しぶりに…

「ナイスガイズ!」

170313 原題:THE NICE GUYS 米 116分 脚本・監督:シェーン・ブラック 「ビヴァリーヒルズ・コップ」や「48時間」などと同じ流れを汲むいわゆるバディームーヴィーの典型。それにしても長いし、特に前半は見せ場もなく、伏線を張るのもいいが、長すぎて、…

「湯を沸かすほどの熱い愛」

170308 今年初めて見る邦画は、これになった。作品の評価もさることながら、出演者、特に女優陣の質の高さが評価されているのも見たくなった理由の一つ。 亭主(オダギリ・ジョー)が蒸発したため休業に追い込まれた「幸の湯」、今や大黒柱になってしまった…

「たかが世界の終わり」

170301 Juste la fin du monde (まさに世界の終わり)加仏合作 99分 監督・脚本・製作:グザヴィエ・ドラン ジャン=リュック・ラガルスの同名の戯曲の映画化 かなり風変わりな作品。見終わって、???となるが、じわっと後味の良さが伝わってくるような感…

「マリアンヌ」

170227 原題:ALLIED (同士?)米 124分 監督:ロバート・ゼメキス(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「フォレスト・ガンプ」) 別の組織に属しながら、モロッコでドイツ軍の要人暗殺指令を受けた二人が、難度の高いミッションを見事に完遂、ロンドン…

「スノーデン」

170221 原題:SNOWDEN 米 135分 脚本・監督:オリヴァー・ストーン 愛国者か反逆者か、世界を震撼させた国家機密漏洩の引き金を引いたスノーデン。その並外れたIT技術を駆使してCIAに採用され、さらにNSAで頭角を現していくが、同時に世界中の一般市民までも…

「家族の肖像」

170220 原題:GRUPPO DI FAMIGLIA IN UN INTERNO 伊仏合作 121分 名匠ルキーノヴィスコンティの最晩年作。ヴィスコンティのきらびやかな作品群の中では、やや目立たない小品的な作品。1974年の作品だが、日本公開は1978年。なぜかリアルタイムでは見ていない…

「海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~」

170214 2月は殊の外忙しく、2週間ぶりに見た作品。原題:FUOCOAMMARE (シチリア方言、標準語ならFUOCA AL MARE. 直訳では海の火。作中、サムエレ少年の祖母が語る戦時中の話で、爆撃で海が赤く染まったことから)伊仏合作 114分 監督・撮影・製作:ジャン…

「沈黙 - サイレンス」

170131 原題:SILENCE 米・伊・墨合作 162分はかなり長い!(原作が日本で、舞台も日本、出演者も多くの日本人が登場するが、日本はキャスト以外、ほぼ関与していないという、やや珍しい作品)原作:遠藤周作、名匠、イタリア系アメリカ人のMartin Scorsese…

「ヒトラーの忘れもの」

170124 原題:UNDER SANDET(デンマーク語と思うが、「砂の下」という意味だろう。ただ、上映館では、なぜかLAND OF MINE(「地雷の土地」、同時に「私の土地」とも)とタイトル表示。エンドロールも英語表示だったから、当初から国際映画祭出品を考えてのこ…

「ザ・コンサルタント」

170122 原題:THE ACCOUNTANT (会計士)、米 128分、監督:ギャビン・オコナー、 主人公のクリスチャン(ベン・アフレック)は、アスペルガー症候群(自閉症の一種)で、他人とのコミュニケーションは大の苦手だが、数字には異常に強い特性を生かして、会計…

中高時代の同期生が映画の本を出版

170118 中高時代の同期生が、みつきに一度ぐらいの割で集まるサロンへ。今日は出席者14と、いつになく盛況。それもそのはず、仲間の一人が、映画好きが高じて、とうとう映画の本を出すという”快挙”を達成、その記念に集まったという次第。 期待以上に立派…

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

170110 原題も:EYE IN THE SKY 英国映画 102分 欧米では昨年春公開。監督:ギャビン・フッド(南ア出身 53歳 本作で米軍の中尉役で出演。 「X-MEN ZERO」)なお、撮影はケニヤでなく、全て南アで行われた。製作に、コリン・ファースの名前も。 これほど緊張…

「アイヒマンを追え!ナチスが最も畏れた男」

170107 ドイツ映画 105分 原題:DER STAAT GEGEN FRITZ BAUER (国家vs.フリッツ バウアー)監督・脚本:ラース・クラウメ 主演:ブルクハルト・クラウスナー(「ヒトラー暗殺、13分の誤算」2015、「パリよ、永遠に」2014) 上は英語版のポスター。「英雄か…

「この世界の片隅に」

161229 朝、予約しようと109シネマズ川崎のいつもの画面をチェックすると、なんと残席1!!当然、最前列の端っこ。TOHOシネマズとチネチッタも念のためチェックしたが、上映しているのはここだけ。選択肢がないなら、仕方ない。その最後の席、A3を予約。 先…

「海賊とよばれた男」

161220 3年前の「永遠の0」の時と原作、監督(山崎 貴)、主演が同じ人物。あれより、ずっとこちらの方が出来がいい。 モデルは出光佐三。どこまで忠実に描いているかは不明。だが、百田尚樹という男は彼の、まさに波乱万丈の一代記を物の見事に描き切った…

「ミス・シェパードをお手本に」

161212 ほぼ実話らしい。戯曲化され、主演の二人は舞台でも同じ役で共演したそうだ。監督のニコラス・ハイトナー、ほとんどマイナーな作品ばかりで、日本では知名度が低い。 BBCのドラマ「ダウントンアビー」で口の悪い伯爵夫人を演じて、毎回取っ替え引っ替…

「ミュージアム」

161209 巴亮介の原作を大友啓史が監督したとある。このタイトルのことも、原作もまったく知らず、単に知人に勧められるままに、時間調整的に鑑賞。この監督は、もっぱらテレビ番組の演出をしていて、2012年、「るろうに剣心」で映画デビュー。この作品も見て…

「胸騒ぎのシチリア」

161206 原題:THE BIGGER SPLASH(「さらに大きなしぶき」イタリア映画なのに英語タイトル!?)一方この邦題は秀逸!監督はルーカ・グアダニーノ。'68のフランス映画「太陽が知っている」(LA PISCINE)のリメイク版。アラン・ドロンとロミー・シュナイダーの…

「君の名は。」

161205 とうとう世間の評判の良さに抗しきれず、アニメは映画館では観ないという主義に反して、観に行ってしまった。その結果は、特に落胆もせず、また期待以上でもなし。 ストーリーは今更だから、触れないが、背景の細密描写の美しさには、まさに脱帽!こ…

「ブルーに生まれついて」

161202 原題も:BORN TO BE BLUE 米 97分 脚本・監督:ロバート・バドロー ⬆︎このセンス溢れるスタイリッシュなポスターはどうだろう。 ウエスト・コースト・ジャズ界を一時牽引したチェット・ベイカーの伝記映画。溢れるばかりの才能を持ちながら、麻薬で道…

「シークレット・オブ・モンスター」

161130 原題:THE CHILDHOOD OF A LEADER 英・ハンガリー・仏 合作 116分 監督:Brady Corbet (米)初監督作品 気味の悪い映画である。弦楽器だけの不協和音が随所で使用されていて、まことに耳障りだが、それが監督の狙いだろう。撮影も凝ったもので、古い…

「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」

161122 原題も:JACK REACHER: NEVER GO BACK 米 118分 製作:トム・クルーズ、脚・監:エドワード・ズウィック(「ラスト・サムライ」2003)原作:リー・チャイルド 世界ほぼ同時公開 リー・チャイルドの「ジャック・リーチャー・シリーズ」の原作の方は、…

「ガール・オン・ザ・トレイン」

161120 原題も:THE GIRL ON THE TRAIN 113分 米 監督:テイト・テイラー(「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜 2011この時は脚本も) 上のチラシも洒落ていているが、内容もなかなかオシャレで、監督のセンスの良さを感じる。 離婚して、依然心の傷の癒えな…

「誰のせいでもない」

161115 原題:EVERTHING WILL BE FINE(このまま訳したら、ボリウッドになってしまいそうだから、この邦題の付け方は見事)独・加・仏・瑞・諾合作 2015作品 121分 監督は「パリ、テキサス」、「ベルリン・天使の詩」のドイツ人、ヴィム・ヴェンダース。これ…

「ジュリエッタ」

161114 原題:Julieta (スペイン語だとフリエタと発音。邦題は、イタリア語Giuliettaの発音になっている。)スペイン 99分 脚本・監督:ペドロ・アルモドバル、製作:アグスティン・アルモドバル(ペドロの弟) アルモドバル、3年ぶりの登場。女性主役のヒ…

「インフェルノ」

161109 原題もINFERNO(イタリア語で地獄のこと)米 121分 原作:ダン・ブラウン、製作・監督:ロン・ハワード、「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」に続く三部作の最後の作品。いずれも大学教授ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)が主役で、謎解…

「われらが背きし者」

161108 原題:OUR KIND OF TRAITOR 2016 英仏合作 108分 原作・製作総指揮:ジョン・ル・カレ(85歳)監督:スザンナ・ホワイト(ナニーマクフィーと空飛ぶ子ブタ 2010以外、劇場版の作品なし) 平凡な文学部の大学教授(ユアン・マクレガー)が妻(ナオミ・…

「手紙は憶えている」

161101 原題:REMEMBER(単純明快!)ドイツ・カナダ合作 95分 監督:アトム・エゴヤン(エジプト出身のアルメニア系カナダ人、「白い沈黙」2014) ディメンシア(認知症)に冒された古い友人(?)を、緻密な計算の下、車椅子で動きが取れない自分に代わっ…

「奇蹟がくれた数式」

161026 原題:THE MAN WHO KNEW INFINITY(無限大を知っていた男)英国 108分 脚本・監督:マシュー・ブラウン(監督2作目) 実話をもとにした作品。時代は1914年だから、第1次大戦直前の話。 英国統治下にあったインド、それも貧しい南部のマドラスにいた…

「人間の値打ち」

161025 原題:IL CAPITALE UMANO(そのまま) 伊仏合作 2013年(!!!)作品。(今頃!?ま、見れないよりはいいけど) あまり期待していなかったが、意外に面白く見た。キャスト・スタッフ陣で知っているのは、ヴァレーリア・ブルーニ・テデスキだけ。パオロ・…

「淵に立つ」

161020 日仏合作 119分 映画祭出品を想定しているから、ちゃんとHARMONIUMというタイトルも付けている。間違いなく佳作だ。いかにもフランス人が好むタイプで、カンヌで「ある視点」部門審査員賞受賞も宜なるかなだ。愚亭にとっては「ほとりの朔子」以来、2…

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」

161019 原題:GENIUS (この邦題、感心しない。そもそも覚えにくいし・・・かと言って原題のままでも具合悪いし、やはりタイトルの付け方は実に悩ましい。モロに興行成績に関係してくるだけに。)104分、英国映画 監督のマイケル・グランデージは舞台人で、…

「ジェイソン・ボーン」

161011 原題もJason Bourne 米 123分 原作:ロバート・ラドラム 脚・監:ポール・グリーングラス(シリーズ、2、3作、「スプレマシー」、「アルティメイタム」を担当している)本作がシリーズ5作目で、初めて副題が取れて、単に主人公の名前だけに。何か…

「SCOOP!」

161005 予想をはるかに上回って、面白い!!福山にはまったく興味がないし、これまで「そして父になる」を見ただけ。むしろ二階堂ふみ見たさに行ったようなもの。それに吉田羊も嫌いじゃないし。でも、一番インパクトがあったのはリリー・フランキー。壮絶な…

「ある天文学者の恋文」

160903 原題:LA CORRISPONDENZA(通信)脚本・監督:ジュゼッペ・トルナトーレ、音楽:エンニオ・モリコーネ。 イタリア映画だが、全編英語。これは、「海の上のピアニスト」、「鑑定士と顔のない依頼人」と同様。 あまり前評判の高くない作品だが、トルナ…

「クリーピー 偽りの隣人」

160929 近所の映画館にかかっていたので、見に行ったのだが、論評に値しない駄作!!黒沢清という監督は、「トウキョウソナタ」や「岸辺の旅」など、良い作品を撮っているのに、どうしたこんなへんてこりんな作品ができちゃったんだろう。 だいたい脚本が悪…

「怒り」

160928 141分とかなり長い。原作:吉田修一、脚本・監督:李相日 ついでに主演の一人、妻夫木聡を加えると、「悪人」(2010)と同じ組み合わせ。 自分の中では、「悪人」は、あまり感心しなかったが、本作は凄いと思う。原作を読んでいないから、うっかりした…

「ハドソン川の奇跡」

160927 原題:SULLY(サレンバーガー機長の愛称)96分 製作・監督:クリント・イーストウッド(彼の監督作品36本中、96分は最短らしい)2009年1月15日に起きたこの事故は日本でもハドソン川の奇跡として、大々的に報じられたので、よく詳細まで覚えてい…

「アンナとアントワーヌ」 愛の前奏曲(プレリュード)

160921 原題:UN + UNE 114分 仏 製作・監督・脚本:クロード・ルルーシュ、音楽:フランシス・レイ この二人がコンビを組んで不朽の名作「男と女」を世に出したのが1966年!あれからちょうど50年だ。再び男と女(UN ET UNE)をテーマに、舞台をインドに移し…

「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」

160912 原題:NOW YOU SEE ME2 米 129分 監督:ジョン・M・チュウ 3年前の第1作の続編。見ていても、筋書きなどほとんど覚えていなかったが、たまたま、つい先日テレビで放映されたので、改めてじっくり見ておいてよかった。そうでないと、特に登場人物同…

「アスファルト」

160906 原題もASPHALTE 仏 100分 監督・サミュエル・ベンシュトリ(2003年の「歌え!ジャニス★ジョップリンのように」は見ているが、これも変わった作品だった。 変わった作品だ。まずは画面がスタンダードサイズ。時代を印象づけようとしたのだろうか。フラ…

「神様の思し召し」

160901 原題:Se Dio Vuole 伊 88分 脚本・監督:エドアルド・ファルコーネ(48) 久しぶりにバカバカしいほどイタリア的な喜劇に出会い、大いに笑えた。 自分を神の手の男と思い込んでいる(でも神の存在は否定する)心臓外科医トンマーゾ(マルコ・ジャリー…

「リトル・ボーイ」

160830 原題もLittle Boy 墨・米合作 106分 製作・脚本・監督:アレハンドロ・モンテヴェルデ(メキシコ人、39歳、長編は2作目というから驚く) 時間調整で見ることにした作品だが、なかなかの佳作で、得した気分だ。リトル・ボーイと聞いて、真っ先に連…

「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」

160829 原題:LES HÉRITIERS 仏 105分 2014年の作品を、日本では今頃公開。監督:マリー=カスティーユ・マンション=シャール(どうでもいいが、ちょっと長すぎないかね)脚本は劇中、マリック役を演じたアハメッド・ドラメが監督と一緒に書いた。 実話によ…

栄光のランナー/1936 ベルリン

160826 原題:RACE 米 134分 監督:スティーブン・ホプキンス(そこそこ撮っているが、目立った作品はない) 気がつけば、とてつもない大舞台に立ってしまった自分。米陸上界のため、黒人の地位向上のため、そして何より家族と自分のために、誰よりも早く走…

「ストリート・オーケストラ」

160824 原題:TUDO QUE APRENDEMOS JUNTOS 監督:セルジオ・マシャード これも実話ベースの作品。極度のあがり症のため、実力はあるのに、肝心のところで、それを発揮できない。それでも生きていくために、弦楽仲間が紹介してくれたある高校の音楽教師をやる…

「ニュースの真相」

160810 原題:TRUTH (原作はTruth and Duty) 豪米合作、125分 脚・監:ジェームズ・ヴァンダービルト(これまで脚本は何作も書いているが、監督としては第1作)これも実話をもとに作られた作品。「スポットライト」にかなり共通する内容。 "真実?"が権力…

「トランボ ハリウッドから最も嫌われた男」

160804 原題:TRUMBO 監督:ジェイ・ローチ(TV向け作品が多く、日本公開作品では目立ったものはない) 天賦の才能を持ちながら、自らの思想信条ゆえ、それを十分発揮する機会を封じられ、家族を養うために、やむなく他人の名前や偽名で数々のヒット作を世に…

「シン・ゴジラ」

160802 製作・脚本・監督:庵野秀明 120分 そもそも庵野秀明にもエヴァンゲリオンにも興味がないし、ゴジラファンでもない。それに予告編を散々見せられて、いい加減うんざりしていた。それでも観に行った理由は一つ。それは本作では、ゴジラが我が家の目の…