読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「三軌展」@国立新美術館と「ラオス会」

150514 今年もこの時期が巡ってきて、時の経過の早さを改めて痛感。三軌会は昭和24年に東京で立ち上げた美術家集団。現在、会員800名ほど。ラオス会(昭和39年、フランス船「ラオス号」でまるひと月かけて、ヨーロッパへ向かった船友たちの会)会員である…

これでボッティチェッリ展と言えるのか。

150511 ボッティチェッリの名前につられてこの美術展を見ると、かなりがっかりすることになる。確かに、正式名称は「ボッティチェッリとルネッサンス」であり、副題も「フィレンツェの富と美」となってはいるが、なんとなく釈然としないまま、会場を後にした…

「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語」@損保ジャパン日本興亜美術館

150421 シュザンヌ・ヴァラドン生誕150年記念という副題のあるこの美術展、なかなか珍しい視点で楽しめる。母と息子が二人とも名の知れた画家になったというのも、他の事例を知らない。全部で80点弱が展示されている。 ⬆︎ロートレックが描いたヴァラドン …

アート・ギャラリーめぐり

150416 銀座1丁目辺りから京橋、日本橋にかけて画廊が密集していることは知っていたが、こんな企画があることは知らなかった。50年前の船友で結成している「ラオス会」の長老格、Mさんは元古美術商ゆえ、美術・骨董に詳しいこと!そのMさんに誘われて、午…

法隆寺宝物館@トーハク

150414 「インドの仏」展の後、せっかくだから、表慶館の裏手にある法隆寺宝物館へ。 ここも実は恥ずかしながら来たことがなかった。前面に小さな池を配置、周辺の樹木が水面に写り見事な雰囲気を造っている。設計は谷口吉生である。ニューヨーク近代美術館…

「インドの仏」展@表慶館(トーハク)

150414 アジア有数のコルカタ(旧カルカッタ)の博物館所蔵の作品展。全部で91点の展示。 構成は、 第1章 仏像誕生以前 第2章 釈迦の生涯 第3章 仏の姿 第4章 さまざまな菩薩と神 第5章 ストゥーパと仏 第6章 密教の世界 第7章 経典の世界 となって…

小学館アカデミー絵画倶楽部作品展

150329 早いもので、今年もこの季節になった。兄が所属する絵画団体の作品展が銀座で開催され、姉と見に出かけた。 兄にしては珍しく飛行機がデーマではなく、最近話題の姫路城と提携することになった南ドイツのノシシュヴァンシュタイン城の入口付近から城…

「ロベール・クートラス展」@松濤美術館

150310 「1930-1985 没後30年 ロベール・クートラス展 夜を包む色彩 カルト、グワッシュ、テラコッタ」 という長い副題がついている。カルトと言われても、ピンとこない人がほとんどだろう。別に宗教的なカルト(cult)でなく、フランス語でCarte、イタリア語…

新印象派展@東京都美術館

150306 いつもは高齢者無料日を利用する美術館だが、先月はうっかりその日を失念、今月は旅行中、来月は既に会期終了ということで、久しぶりに有料で入館した。 全部で109点の展示で、そのほとんどが油彩という豪華版。よくぞこれだけの点描を一堂に集めたこ…

高松次郎ミステリーズ@国立近代美術館

150225 久しぶりに国立近代美術館へ。高松次郎(1936-98)の回顧展。極めて哲学的、かつ数学的な作品が並ぶ会場は、かなり普通の絵画展とは異なる。実際、絵画は少数しか残さなかったのだから、彼の中でのアートは、ちょっと違うんだなぁ、これが。 構成は、 …

ワシントン★ナショナル★ギャラリー展@三菱一号館美術館

150224 ワシントン・ナショナル・ギャラリー展~アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションからのブロガー内覧会に参加。 こうした素晴らしい企画があるので、ブロガーには堪えられない。一点撮り(解説も含め、文字通り一つの作品だけを撮影すること)禁止は…

「ホイッスラー展」(横浜美術館開館25周年記念企画展)

150216 会期が残り少なくなって、やっと横浜へ。寒さ依然厳しいものの、今日は柔らかな春風の中、桜木町からいつものルートで会場へ。比較的空いていて、ゆったり鑑賞できた。 これまでテレビ番組を通じて、この画家の画業や、生涯については大筋理解してい…

パスキン展@パナソニック美術館

150119 平日の午後ということもあり、会場はまことに閑散。何人か配置されているスタッフたちも、すこぶる手持無沙汰のご様子。41点と、かなりこぶりな展覧会だが、展示されている作品は厳選された印象が濃い。 この人、1885年、ブルガリア出身のユダヤ人…

京都へ

141220-21 オペラ「椿姫」を見るための京都一泊旅行。応援している江口二美さんが出る舞台で、京都春秋座に出かけたのは昨年夏の「マダム・バタフライ」に続いて二度目のこと。 土曜日、お昼の「のぞみ」で京都へ。駅近くのセンチュリー・ホテルへ投宿。駅に…

改修なった東京都庭園美術館へ

141217 高齢者入館無料日の今日、向かった先は目黒。3年がかりの大規模改修工事を終えて初めての訪問。 到着が5時近かったため、既に薄暗く、外観の改修の様子は残念ながら、よく分からない。詳細は同館ホームページ参照。 ここを居宅としていたのは朝香宮…

「ザハ・ハディド展」@東京オペラシティ アートギャラリー

141214 バリトン・リサイタルの後、同じオペラシティ内3階ギャラリーで開催中のこの展覧会に。 2019のラグビー・ワールドカップ、2020の東京オリンピックの会場となる予定の新国立競技場建て替えプラン・コンペに堂々優勝したのはまさにこの人。イラクはバ…

「日本国宝展」@トーハク

141205 会期も残すところ僅かとなったので、晴天の今日、上野の杜へ。 待ち時間30分の表示だったが、実際には15分ほどで入館できた。確かにかなりの混みようであったが、空いているところに回り込んでいけば、主要作品だけはしっかり鑑賞でき、およそ1…

ウッフィーツィ美術館展

141119 シニア無料デーを利用して、東京都美術館へ。ウッフィーツィとは言うが、実際には、その他の美術館からの出品もあり、厳密にはウッフィーツィ及び周辺美術館展だろう。実際、よく説明書を見ると、ウフィツィ美術館に所蔵されている作品をメインに、ア…

夢見るフランス絵画@Bunkamura ザ・ミュージアム

141112 先に観に行った姉が絶賛していたので、遅まきながら、映画鑑賞後に観てきた。平日の午後4時半頃だったせいか、場内はガラガラ。これだけごっそり印象派の名品が並んでいるというのに、なんともったい無い!それにしても、この乙女チックなタイトルは…

「ジョルジョ・デ・キリコ ー 変遷と回帰」展 web内覧会

141104 内覧会に参加。冒頭、館長のご挨拶の後、学芸員の萩原敦子さんから40分ほど、主要作品の解説をいただいた。 構成は、 I 序章:形而上絵画の発見 II 古典主義への回帰 III ネオバロックの時代 - 「最良」の画家としてのキリコ IV 再生ー新形而上絵画…

チューリッヒ美術館展@国立新美術館

141029 招待券の期限、あやうく見落とすところだった。展覧会そのものの会期とは別に有効期限が設定されていることがあるので、油断ならない。期限まであと数日というところで、やっと見に行けた。いつもより少し早めの3時半頃に会場のE-1ホールに入場した…

「フェルディナント・ホドラー展」の内覧会へ。

141006 日本・スイス国交樹立150周年記念事業として企画された本展覧会は10/7~1/12、国立西洋美術館にて開催中。 プレス/ブロガー対象の内覧会に招待され、上野まで出かけた。ちょうど台風18号が東京をうまい具合に通過してくれたので、なんとか間に合って…

陶板レリーフ「きらきら渋谷」

141002 以前、ソプラノのT美さんに教えてもらった、絹谷幸二作の陶板画を見に行った。大体の見当はつけていたが、予想どおりのところにあった。 ガラケーによる撮影だと、せいぜいこの程度にしか撮れないのが残念。この画家は極彩色の富士を多数描いていて、…

「バーニー・フュークス展 - アメリカの感性と魂 -」

141002 展覧会のホームページ解説から概要をピックアップすると、 ★20世紀アメリカが生んだ偉大な画家で、アメリカ黄金時代50's、60'sを描いた。ケネディ大統領から、スポーツ、子どもの絵本まで20世紀後半のアメリカを描いた原画80点を展示。光が歌い、影達…

「印象派のふるさと ノルマンディー展」@損保ジャパン美術館

140930 章立ては、 第1章 ノルマンディーのイメージの創造:イギリスの画家たち、ロマン主義の画家たちが果たした役割 第2章 近代風景画の創造:ロマン主義から写実主義へ 第3章 海辺のレジャー 第4章 近代化に対する印象 第5章 ノルマンディーにおける写真 第…

「日本伝統工芸展」@日本橋三越

140924 開催中の伝統工芸展へ。先週のEテレで放映されていたので、さっそく実物を見に出かけた。 受賞作品はひとまとめに展示されているので、有り難い。 ⬆左端、特に印象に残った作品。まだ若い女性が京都の奥にアトリエを構え、一人で黙々と作品に挑んだ姿…

「進化するだまし絵」展@Bunkamura ザ・ミュージアム

140918 これまでも何度か開催されているだまし絵展、今回は進化すると副題を付けた。Into the futureということで、昔からあるアルチンボルドなどが盛んに野菜や草花、その他の静物をフィーチャーして描いただまし絵から、これまで随分変わり種が出て来てい…

オルセー美術館展@国立新美術館

140811 オルセーからの作品展はこれまでも何度も繰り返し開催されていて、それほど胸躍らせて観に行った訳ではないが、正直、「まさか!」という展覧会だった。 これほどの大作が、これほど多く日本で一挙に見られるとは、大げさに言えば奇跡的だ。これを4…

台北 國立故宮博物院 神品至宝

140712 姉のお供で、トーハクへ。今回、一番の話題だった、例の”翠玉白菜”は、滞在僅かに2週間で、既に台北へ帰国した後。残念至極!本来門外不出の傑作だから、2週間でもギリギリだったのかも知れない。 受付を終えてから、平成館1階にある講堂で、20分…

ヴァロットン展へ@三菱一号館美術館

140711 木版画を多く含むが油彩主体で全134点は見応えがある。昨年10月、ここで開催された「印象派と世紀末美術展」で、ヴァロットンの木版画のかなりの作品が展示されたが、当館所蔵のものがいかに多いかが分かる。 副題の「冷たい炎の画家」というのが、イ…

神保町でのある展覧会

140627 神保町の文房堂ギャラリーに、中高時代の同期生の一人、HI画伯の作品群を観に行った。 本業が設計士のHI画伯には、当然絵心がある。主に出張の傍らスケッチをした結果、膨大な作品を残すことに。これらはいずれも、かなり小さなスケッチブックに描い…

デュフィ展@渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム

140623 いつ見ても心躍らされる色彩の妙。この人、1877年、ル・アーブル生まれ。(1953年、パリで没する)ル・アーブルは南仏と違って、光がさほど強くない英仏海峡に面する港町。その後、26歳の時に南仏に移り、マチスやセザンヌの作品に触れたことで、大き…

特別展「軍師黒田官兵衛」@江戸東京博物館

140618 例によって高齢者無料日の今日、シニアパスを使って都営浅草線と大江戸線を乗り継いで両国まで。当然ながら、内部は高齢者が8割。それでもたまに若い人たちや、おじいちゃんに連れられて来たらしいお孫さんの姿を見ると、何故か嬉しくなる。 章建て…

ある美術倶楽部作品展へ

140612 銀座の紙パルプ会館5階にあるセントラク・ミュージアム銀座で開催中の美術展へ足を運んだ。兄の属する絵画アカデミー、年1回の作品展。初級者から上級者までの作品が、ところ狭しと展示されている。今年から、講師たちの作品も一角に展示されている…

木梨憲武展 x 20 years@上野の森美術館

140607 友人から招待券を貰い、本降りの中、上野まで出かけた。 アッと驚く込み具合で、完全に当方の読みがはずれる。若い人ばかりというのも、久しぶりの美術館で見る光景だ。 入場券を持っていたから、幸い並ばなくてすんだが、場内がえらい混みようで、最…

宮本三郎美術館@奥沢

140603 奥沢にあるベトナム料理屋Châuで、嘗ての職場の同期生たちと会食することになり、その前に、たまたま近くにある美術館へ半時間ほどお邪魔した。 この美術館、ひっそりと住宅街に建っているので、訪れる人は余り多くないと言う。宮本三郎のアトリエ兼…

「バルテュス展」@東京都美術館

140520 シニア・デーなので、雨の中、上野の都美術館で開催中の「バルテュス展」へ。余り好きな画家ではないが、無料で見させていただくなら、見ない手はない。 ⬆やはりこの「夢見るテレーズ」のインパクトは凄い。実物を見るべし。 この人、本名をバルタサ…

「こども展〜名画にみるこどもと画家の絆〜」@森アーツセンターギャラリー(六本木)

140520 幸いにもブロガー内覧会に参加する機会を得た。まずは3階のミュージアムコーンでチェックイン。約100名が午後6時半、森ビル52階の会場入口⬇に集結。参加証と共に、本展展示作品が両面にデザインされた特製バインダーが配布された。非売品だけに価値…

第24回OZART@世界観ギャラリー(神田)

140519 今年も小澤一雄画伯個展の季節になった。神田小川町の世界観ギャラリーでの開催は今回で最後とか。ユニークな名前のギャラリーだけに、閉館は惜しい! いつも初日はミニ・コンサートを狭い会場の一隅で行うが今回はパラグアイからのハープ奏者を招い…

三軌展とラオス会

140515 昨年とまったく同じ日程で、昼前に国立新美術館で開催中の三軌展を見てから、新宿三丁目の銀座アスター新宿賓館で会食。 名古屋に拠点を持つ三軌会の中心メンバー、重鎮の津田画伯が自作の解説を。このところ、ずーっとこうしたギリシャ・ローマ神話…

東京都写真美術館へ

140316 都営の美術館・博物館が無料になる日が巡って来たので、今回は迷わず恵比寿へ。今日は、三つの階で、いい作品展の同時開催という幸運が。先ずは3階へ。 この人の名前は知っていたが、作品等詳細は知らず。全部で実に280点の展示。以下⬇チラシから抜粋…

フランス印象派の陶磁器 1866-1886 —ジャポニスムの成熟—@パナソニック美術館

140415 旅仲間との飲み会前に新橋で途中下車して小一時間、珍しい美術展へ。印象派の陶磁器という概念がそもそも分からなかったが、こうした分野にもしっかり印象派が存在していたことと、ここにもジャポニズムの影響が及んでいたことが分かっただけでも大収…

「大江戸と洛中〜アジアの中の都市景観〜」@江戸東京博物館

140326 ブロガー特別内覧会へ出かけた。➡展覧会詳細 冒頭、本展の企画担当者である主任学芸員の斎藤慎一氏からの解説で、大変珍しい展覧会であることを知らされた。そう言えば、こういう切り口の展覧会には行ったことがなかった。日本の都市景観がアジア、と…

ラフェエル前派展@森アーツセンター・ギャラリー

140325 イギリスのこの一派の展覧会、確か以前にも開催されたことがり、何度かお目にかかった作品も少なかった。ただ、これほどこの一派だけ、それもほとんど油彩画をまとめて展示しているこの展覧会はそれなりに意義がありそう。 ホームページでの解説には…

再び「世紀の日本画」展へ@東京都美術館

140319 劇場公開で見損なった映画、岡倉天心を描いた「天心」(竹中直人主演)を見るつもりで早めに到着したが、既に完売!仕方ない、込み合う時間であることを覚悟の上で、この展覧会の後期展の列へ。幸い20分ほどで中へ。 今日は月1回の高齢者無料日ゆえ…

智美術館と大倉集古館へ

140306 正式には菊池寛実記念 智美術館という。ホテル・オークラに付設する大倉集古館から歩1分という立地。すぐそばに愚亭の最後の職場があり、2年ほど通っていたのだが、まったくその存在に気付かなかった。開館は2003年。➡菊池 智の略歴 お洒落なアクセ…

「支倉常長像と南蛮美術―400年前の日欧交流―」

140220 更にトーハク本館7号室で開催中の特別展へ足を伸ばした。既にかなり疲労困憊していたが、この機会を逃す手はない。下の大きな支倉常長の肖像画の他には、当時の重要文化財南蛮人渡来図屏風(6曲1双)、同じく重要文化財世界図屏風(6曲1隻)と彼…

日本伝統工芸展60回記念「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」

140220 クリーブランド美術館展と同時開催の本展は、同じ会場なので、続けて見ることに。➡詳細 既にNHKの日曜美術館で、見ていたので、改めて実物をとくと鑑賞させてもらった。まさに至福の一時である。実に145点がところ狭しと展示されているのは壮観。作品…

「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」

140220 上野のトーハクで開催中の本展へ。➡詳細 入口を入るといきなり⬆この凄いけど、どこかユーモラスな雷神図屏風の絵に圧倒される。「伊年」印 江戸時代 全部で50点余り(➡作品リスト) 1 全米屈指の規模と質を誇るクリーブランド美術館の日本美術コレク…

都美術館へ

高齢者無料日、いそいそと上野の杜へ。公園の中心にある池の周辺、最近までモサモサしていた木々が整理されて、随分スッキリした印象を受ける。 現在かかっている展覧会は⬆これ。多少オーヴァーなタイトルではあるが、確かに考えられ得る最高の巨匠たちの作…