ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

70連勝

白鵬は来場所7日目で双葉山の大記録に並ぶことになる。多分達成するだろう。そして抜くかも知れない。それはそれで大快挙だから、素直に喜びたい半面、双葉山を超えられてしまうことに、日本人として、ある種、切なさも感じてしまう。

あの時代と今とでは、一場所の日数(10日vs.15日)も違えば、年間の場所数(2場所vs.6場所)も大きく異なるので、連勝期間を考えても、やはり双葉山は、今後どんな展開があろうとも、不世出の大横綱であり続けるだろう。

昨日、朝青龍の引退興行があり、断髪式の後に土俵にキスするという、彼らしい意表をつく挙に出た。ヒールでヒーローとか、いろいろ賛辞が並ぶが、引退してから言われてもなぁー・・・。愚亭もある時期は「とっとと辞めちまえ!」と思ったものだが、それはどうせそのうち朝青龍に取って代わる力士が出ると言う読みがあったからのこと。

ところが案に相違して、誰も出てくる気配すらない。これでは、一人横綱時代が当分続くことになり、土俵の緊迫感などないし、第一、白鵬とて、仮に70連勝超えをしても、余り嬉しくないだろう。番付表を見渡しても、寂しい限り。この際、国籍は問わないから、早く白鵬を倒す力士が出ることを期待してやまない。