ついにその時が来た。これまで負けてなかった稀勢の里に連勝を阻まれるとは!
残念!という気持ちと、ホッとする気持ちが交錯する妙な感じだ。
ホッとするのは、何も白鵬が外国人だからということではない。やはりあの偉大な横綱双葉山が築いた不滅の記録がいとも簡単に、とは言わないが、破られることに耐えられないからである。
破れたりとは言え、63連勝は立派だ。問題はこの後だ。ズルズルと行かないようにして欲しいし、また記録を狙えばいいぐらいの覚悟でこの後も是非臨んだ欲しい。
双葉山は、安芸の海に70連勝目を阻まれた後、立て続けに負けている。やはり今と違って、何年にも亘っての連勝だから、切れた緊張の糸はいかほどのものだったか、ということだろう。