120822 たまたま新宿のホテル・プラザサンルートで昔の職場仲間と昼食会があり、そのあと、住友三角ビル48階へ。朝、NHKのニュース番組で紹介されていたこの資料館を訪ねた。
夏休みで子供の来館者も少なくない。そこで、⬆こんな分かりやすい資料も用意されている。中に、まだ小学校4年生ぐらいと思しき女の子をつれた若いお母さん、いろいろ娘に説明するが、娘の方は寧ろ母親以上に興味を持っている様子で、展示物にたっぷり時間をかけている。感心したので、つい母親に声をかけてしまった。
我が家も父の仕事(旧満鉄)の関係で、一時期満州で暮らしたことがあり、幸い無事帰国できた引揚者。ちょっと運命の歯車が狂えば、中国残留孤児になっていた可能性十分。
中でも興味を引いたのは、シベリア抑留者の日常風景を再現したコーナーで、改めてこの人たちの無念の思いを知ると同時にスターリンへの怒りが込み上げる。
また、引揚風景の写真展示や、引揚船の船底での過ごし方を紹介しているコーナーは、まさにわが家族が体験したもので、幼児だった愚亭の記憶は薄いが、既視感に襲われた。
今日はうまい時間の使い方をし、十分満足して帰路へ。