ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

雪梁舎美術館「フィレンツェ賞展」

121017 東京都美術館メトロポリタン美術館展を観た後、地下三階まで降りて、新潟にある雪梁舎美術館の展覧会へ。

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大賞受賞者は、何と100日間、フィレンツェ留学の副賞がついてくるというから、凄い!

んで、その幸運な作品が、これ⬇。

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たまたま新潟人が受賞したけど、何県人でも受賞対象者という全国区の美術展。

力作が並んでいるが、大賞作品同様、筆致が超細密画風のものが目に付く。

例えば、⬇この作品も。

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思わず触りたくなるほどの質感。。

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⬆これも木目がことさら迫真力を増しているが、飽くまでも筆で描いたものなのだ。カブトムシ、余りにリアルで気味悪いほど。佐藤俊貴さんの"SLICE COMPOSITION"という作品

ところで、この画廊でのお目当ては、⬇これ。

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二期会所属バリトンの青山 貴さんがモデルになったもので、「CANZONE」というタイトル。青山さんはバリトンなので、マンマを歌うことは余りないと思うのだが・・・ひょっとすると作者の原田和香さんがお好きなのかも知れない。

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青山さんの特徴をよく捉えた表情。

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近づいてみると、左から右へMAMMAの文字が浮き出て見える。

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そして、MAMMAの楽譜がコラージュされている。

随分凝った作品である。

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