ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「椿姫の魅力」- 青島広志のたのしい名作オペラ講座

130302 神奈川県民ホール

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間もなく大ホールで行われる本公演に備えての県民のための講座。出演は青島講座にはお馴染みの江口二美さん(ソプラノ)と小野勉さん(テノール)。

のっけに「この中に今朝、血を吐いた人は何人いますか?」と来た。結核の話からヴィオレッタにつなぐという、いかにも先生らしい展開。

演目:

乾杯の歌(聴衆へ歌唱指導。予め楽譜が配布されていたが、難し過ぎてほとんどの人は最初からギブアップ)

そは彼の人か。〜花から花へ〜 (レチタティーヴォ+カヴァティーナ+カバレッタの典型例。モーツァルトから始まったこのスタイル、その後のベッリーニドニゼッティ、勿論ヴェルディなども踏襲)「花から」の終わり方の解説。マリア・カラスが始めたと言われるハイEsの発声、現在これをやる人は半分ぐらい。江口さんも、ネトレプコ同様、普通の終わり方。

燃える心に〜ああ何という恥辱 (少し似ているという理由で、突然ここで、トロバトーレへ)

あの恐ろしいたき火を見よ

どれほどの愛情かご存知

手紙の場〜さようなら、過ぎ去った夢の日よ

今度はラボエームへ

告別の歌

ミミの死

(再び椿姫に戻って)

パリを離れて(聴衆へ歌唱指導。これはゆっくりとしたリズムだから客席からの歌声もかなり)

江口さん、お好きな演目だけにさすがの演唱。ラ・ボエームも昨年本公演を経験しているから堂々たるミミをご披露。私にはヴィオレッタより合っている印象。

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終演後、プログラムにサインを貰う為に長い行列が。

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行列が終了したところで、しっかり撮影させていただいた。この白いドレスもよくお似合いだ。

#7 (ブログ等への写真掲載はご本人から許可取得済み)