ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「暮らしと美術と高島屋」展@世田谷美術館

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130522  ランチタイム・コンサートの後、電車とバスを乗り継いで、砧公園にある世田谷美術館へ。チラシにある概要⬇から抜粋すると、

企業と文化」というテーマのもと、1831(天保2)年に京都で創業した髙島屋に焦点をあてる。
髙島屋は1888(明治21)年に開かれたバルセロナ万国博覧会を皮切りに、数々の内外の博覧会に優れた染織作品を出展してきた。

 明治期以降、日常生活の変遷に並走するように、さまざまな百貨店が多彩な事業を展開してきた。日本に美術館が少ない頃から美術展を催し、また内外の物産などを紹介する催事では多くの人々に文化の諸相を紹介してきた。本展では、髙島屋史料館(大阪)が所蔵する美術作品を中心に紹介するほか、人々の興味、関心を喚起する宣伝広報物の数々、そしてお家芸ともいえる染織作品や呉服といった領域までを網羅し、百貨店の複層的な表情を紹介する。

 私たちの日常の暮らしに、美的な潤いや夢をもたらす「文化装置としての百貨店」。その「百貨」の意味を、とくとご覧いただきたい。」

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百貨店がタイトルになる美術展は滅多にないと思うが、それほど貴重な芸術作品を収集している高島屋は凄い!先日も玉川高島屋での展覧会でも所蔵作品の一部を見て、唸ったが、今回は更に所蔵するお宝がどっさり。まさかこれほどとは思わなかった。それも、西洋画、日本画、工芸品、着物、昔懐かしいポスターの数々と多岐に亘り、感嘆あるのみ。

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とりわけ会場で目を引いたのが岡田三郎助の油彩「支那絹の前」、竹内栖鳳の水墨画「ヴェニスの月」、山元春挙の、同じく水墨画「ロッキーの雪」。西洋の風景を水墨画で見るのは、西洋画で見るのとはまったく趣きが異なるから面白い。初めての体験。遠くまで出かけた甲斐があったというもの。