130721 毎年恒例の音楽祭が近くのホールで行われた。さすが参院選の投票日とあって、6分の入りは止むなしか。
演目:
1. モーツァルト セレナード#10
2. バッハ ブランデンブルグ協奏曲#4
3. ハイドン シンフォニー#69「ラウドン」
今日はお祭りだからか、女性奏者は好きな色の服装で、いつになく華やかな雰囲気で、とてもよかった。
肝心の演奏だが、要所に賛助出演者が入っているとは言え、アマチュアとしては、極めてハイレベルで、安心して聴いていられる。
モーツァルトのセレナードは、いつもCDで聴き慣れた曲だが、初めて生で聴いた。驚きの楽器編成である。ホルンが4管もあるが、どこで鳴っているか分からないほど控えめだ。それとフルートはなし。他にバセットフォンが2本、当時はよく使われたんだろうけど、これも普段余り見ることのない楽器だ。
こうして聴くとホルンは金管だが音色的には木管であり、本来の木管との相性がすこぶる良いことが分かる。通奏低音としてコンバスが一本。クラリネット、2度ほど例のキュっという音が出てしまい、この楽器の難しさを改めて知らされた。
ブランデンブルグ4番と言うと、1966年公開の仏映画「幸福(しあわせ)」(アニェス・ヴァルダ監督)を思い出す。本来リコーダーを使うところを、今日はフルートで演奏、やはりやや違和感あり、だ。独奏バイオリン(吉原葉子)の熱演が光る。
ハイドンの「ラウドン」という曲は初めて聴いた。いかにもハイドンらしい、明るい、シンプルなメロディー。何でもラウドンとはオーストリア人が今でも敬愛するフォン・ラウドン将軍(1717〜1790)のことで、彼に献呈されたことに由来するとのこと。
帰宅した9時頃にはもう当確が出ている。早いこと!