ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

フェスタサマーミューザ フィナーレ

130811 今年のフェスタもとうとう最終日。名残惜しい。

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フィナーレを受け持つのはマエストロ秋山。久しぶりにコンサート・ミストレスの大谷康子さん、いつもように笑顔たっぷりで、聴衆をなごませてくれる。

今回は珍しくオペラが主役だ。バリトンの大山氏が大山氏が登場、巧みなトークで引っ張る、引っ張る。今日はアンタが主役!ということで、テノールの経種氏はほとんど出る幕なしで、これはこれでチト残念!

女性陣はたっぷり出番あり。とりわけメゾの小川さんは3度も衣装を替えるという気合いの入れよう。この方、初めて聴かせていただいたが、相当上手い!!ちょっとびっくり。

半田さんは以前にも何度かお聴きしているけど、上手さには以前から定評があるし、今日も見事な歌唱。バランスもいいし、絶妙の声のコントロール具合はさすがだ。

モーツァルトの定番オペラ、3作品とも日本語での歌唱という珍しい試み。歌手達は原語でしっかり頭に入っている筈だから、日本語歌詞を覚えるには、きっと大変だったことだろう。

因に、日本語の訳詞をされたのは、中山悌一、鈴木敬介の両氏。

日本語だから、日本人聴衆は分かるだろう、というと、これがなかなかそうでもない。意味が取れない場合の方が多いのだ。それだと原語で字幕方式の方が、聞く側にも寧ろ楽ではないかな。

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