ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

初めての第九

130908

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この年になって第九を歌う機会があろうとは!以前のカルテット仲間から誘われて、応募してみたところ、愚亭は当選、彼は落選という皮肉な結果に。

近くのアプリコホールが今年で15年目という節目なので、その記念プロジェクトの一環で、第九用アマチュア合唱団を編成することに。男女併せて100名のところ、3倍の応募があったとか。女性60、男性40という編成。8月一杯かけて男女それぞれパート練習で、なんとか目鼻がついたところで、今月からは合同練習が始まった。

団員、特に女性団員に若い人が多いのに驚いた。アマチュアの「第九を歌う会」など、圧倒的に高齢者が多いのだが、高齢者はむしろまばらで、当方はなんとなく気恥ずかしい思いをしている。毎水曜日の7時から2時間の練習で、現役の方々は、仕事の関係で、毎回でてくるのは結構きついだろう。

大変愉快な指導者が、不安を抱える素人を散々笑わせて、実に和やかな練習風景。巧みな先生の指導法に上手く乗せられて、自然に身に付いて行く感じである。尤も、テノールが歌う部分は僅かに12分余り。とは言え、若い頃には出せたような高音も、今では歯が立たず、30分も練習すると声がかすれてくる始末で、本番まで丁度あと3ヶ月、果たして無事に乗り切れるだろうか。

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ところで、テナーに、一人だけ格段に上手い人がいて、アマチュアでもダントツの有段者。前回は偶然隣り合わせになったので、いろいろ伝授してもらった。

休憩時間の雑談で、目黒パーシモンホールの「これがオペラだ!」シリーズで、たびたび合唱団の一員として出演されている方と判明。どうりで上手い筈。先方も、関連記事を掲載した当ブログをご覧いただいていたらしく、すっかり話が弾んだ。誠に心強い存在で、テノールの全員が彼を頼りにしているという印象だ。