131130 またボリウッド映画を観てしまった。ボリウッドらしく、この作品にも歌と踊りが随所に。結構、これが楽しいのだ。因にマッキーとは、ヒンドゥ語で蠅のことらしい。
同じ女に惚れたばっかりに悪徳金満実業家スディープに殺されたジャニ、蠅に生まれ変わって、自分を殺した実業家に復讐、そして彼女であるビンドゥを守るという奇想天外な話。
昔、「ザ・フライ」(1986)という映画があったが、あれは科学者が実験中に蠅は入ってしまった為に起こる悲劇を扱った、一種異様で気味の悪いSFだったが、こちらは、幼虫から蠅に生まれ変わるシーンこそ、グロテスクだったが、健気に必死でスディープに立ち向かい、ビンドゥを守る姿には思わず喝采を送りたくなるほどチャーミングだ。
インドのCG技術も相当なレベルにあることが分かるし、喜劇として観ても立派な作品である。それにしても、ボリウッドに出演する女優たちは、いずれもむっちりの超グラマーばかり。昔、添乗で行ったカジョラホの寺院に掘られた彫刻を思い出した。
#99 画像はALLCINEMA on lineから。