131222
図らずも2日連続で第九を聞く機会があった。
あの大きなNHKホールが満席だから、第九の集客力、今更ながら恐るべし。今日は3階の左端から、ほぼ見下ろす位置で鑑賞。
このマエストロは聞いたことのない方。特にコメントなし。楽譜見ながら第九を振る人は少ないと思うのだが。
ソリストの並びが、向かって左端にアルトと、普段とは逆になっているが、どういう意図か、図りかねる。
4人ともいずれ劣らぬ名歌手を揃えたという印象。甲斐さんの出だしも、堂々としてビンビン3階席まで響いて来た。
N響は今更何のコメントもないが、女性演奏家が極端に少ないことが、他のオケとは対照的だ。
合唱は国立音大の精鋭、250人ほど。若いとは言え、プロに近い存在だけに、それはそれは素晴らしい合唱を響かせてくれた。
位置の問題なのかよく分からぬが、第4楽章、例の超有名なメロディー、コンバス+チェロの演奏が終り、ヴィオラが加わったところで、ファゴットの響きが大き過ぎて、ヴィオラが奏でる主旋律が消されてしまったのが惜しい。
それと、第4楽章Hの部分、テノール・ソロが始まる前の、トライアングル、シンバルがほとんど聞こえなかったのも、聞く位置によるものか、チト残念。
演奏速度は中庸で、全部で72分だから、標準所要時間かな。
それにしても、今日を含め、全部で4日も演奏できるとは、羨ましい!
#66