ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「幸せの行方」

140128  去年見た「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」と2本立て。どちらもライアン・ゴスリング主演作品。原題:ALL GOOD THINGS(主人公が結婚後、開いた自然食の店の名前)[監]アンドリュー・ジャレッキ [出]ライアン・ゴスリング、キルステン・ダンストフランク・ランジェラ

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実際に起きた事件をヒントにした作品。マンハッタンでの土地転がしで財を築いた富豪一族の御曹司、デイビッド(ゴスリング)がふとしたきっかけで、ごく普通の家の娘ケイティーと恋に落ちる。当然、富豪の父親(ランジェラ)は大反対。しかし、富豪の生き方に日頃から不満を持つデイビッドは、普通の家の娘だからこそ、と強引に結婚。幸せな新婚家庭が築ける筈だったのだが・・・。(このあたり、よく聞く話ではある)

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⬆新婚後、自然食品の店を開店。幸せ絶頂の頃

ところが、富豪一族の血を断ちたい思い(詳細不明で、やや不自然)のデイビッド、一方、当然ながら子供が欲しいケイティの対立は深まり、ついに事件が。

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⬆ケイティが妊娠したことを伝えると不機嫌になるデイビッド

実際に起きた事件も、謎を残したまま迷宮入りとなったが、本作でもデイビッドは別の殺人事件で有罪になるも、正当防衛が認められ、比較的短い刑期の判決。一方、ケイティは消息を断ったままと、後味が悪い。

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キルティン・ダンストの魅力満開 このドイツ系アメリカ人、ドイツ国籍を持つらしい。

 前半、ケイティがミュージカル「オクラホマ」(1956年、ロジャース&ハマーシュタイン)の主題歌を調子はずれで歌ったり、中盤にはドナ・サマーの「ラスト・ダンス」を聞きながら、口ずさむシーン、どちらも日本でもヒットしただけに、懐かしさと同時に時代性を感じた場面。

#6 画像はIMdbから