ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

モツレク@めぐろパーシモン大ホール

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公益財団法人東京都歴史文化財団と目黒区の共催イベント、「フレッシュ名曲コンサート」の一つとして開催されたもの。昨年末、アプリコ第九で一般公募団員の中でリーダー的存在だったNI氏が今回も合唱団員として登場することもあり、目黒区民である同氏にチケットをお願いしてあった。

まずは挨拶代わりにモーツァルトの40番(K550)を軽快に演奏してくれて、いよいよメインイベント。80人ほどの合唱団の前に、ソリストたちが登場。素晴らしい顔ぶれだ。

NI氏によれば、必ずしも満足の行く練習ができなかったということだったが、どうしてどうして、実に立派な合唱で、これは感動もの。

そして管弦楽団は読響ですからね、言うことなし。N響以外は女性メンバーが目立つ昨今、このオケも女性が少ないことはやや意外。弦に数人、管に至っては、一人?だったかな。

モツレクの演奏では、フルートが含まれていないというのも今日初めて知った。トランペットが嫌いだとは聞いていたけど、勿論楽曲によって楽器編成を変えるのは当然としても、フルートは常に重要な位置を占める楽器だけにね。

レクイエムニ短調は第1曲から第8曲まで。ラクリモサまでが本人作、後は弟子のクサビエ・ジュスマイヤー作。どうしてもコンフターテスとラクリモサだけは、例の「アマデウス」のシーンが浮かんでしまう。

ソリスト陣も素晴らしいバランスを保ちながらの熱唱で、しびれまくった。高橋絵理さんの透明感漂う伸びのある高音がホールに響き渡り、至福のひと時。アプリコ第九で”共演”させてもらったアルトの中島郁子さん、圧倒的な上手さが光ったね。

与儀 巧さんは、6年前の文化会館小ホール、第6回東京音楽コンクールで優勝と聴衆賞を同時受賞した際、目の前で涙されていたのをよく覚えている。あの時から上手さが倍加した感じだ。バスの小田川哲也さんも何度も聴かせてもらっているが、重低音の響きには定評がある。

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終演後、楽屋裏へ。左、高橋絵里さん、右、中島郁子さんと一緒に図々しく収まった。

帰路、都立大学駅付近の居酒屋で、アプリコ第九仲間と懇親。4時間半も飲んだ割には酩酊せず。その際、ソプラノのYMさんから、早めのヴァレンタイン・チョコを戴くという、有り得べからざる事態に。

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パッケージもさることながら、⬇中身のチョコのデザインが!神戸のゴンチャロフ製。KAPELMEISTERというからドイツのもんかと。でも、確かにドイツ国旗もデザインされているなぁ。

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