ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

モーツァルト・マチネ 第16回@ミューザ川崎

140323 日曜日、午前11時からの演奏会へ。こんな時間だが、満員に近い盛況。内容がよくて安いのだから、ま、当然かな。

演目は、

ピアノ協奏曲第24番 ハ短調K491  中村紘子

交響曲第41番「ジュピター」

指揮:ユベール・スダーン、東京交響楽団

 

休憩なしで、概ね1時間半という演奏会。

今回は2階の左側最前列。中村紘子さんの背中が真正面に見える位置。

P協#24は、一連の20番台のP協でも、愚亭は聞く機会が少ない方。短調というのも珍しいそうだが、当時まだ登場したばかりのクラリネットを、それも2本も入れているのは更に珍しいそうだ。

「ジュピター」、久しぶりに生演奏を聞いたが、あれれ、こんなに早かったっけ、と思うほどの勢いで、弾きまくる。弦もよく鳴っているし、管の音色がまた素晴らしい!とりわけ相澤正宏氏の吹くフルートの音色の華麗なこと!

終演後、マエストロはまっさきに一人のコンバス奏者の元へ。そしてしっかり握手。多分彼にとって、今日が定年前の最後の演奏なのだろう。心持ち感激の面持ちが印象的だった。

マエストロは10年契約の今年が最終年だそうで、そのせいかどうか、いつもより喝采やかけ声が大きかったようだ。ひょっとして、年度の最後の演奏会だったのかも知れない。

隣のお兄さん、拍子を取るのはいいとして、ずーっと両手の十指を結んで開いてをやるのは止めて欲しい。気が散って困った。

#11