ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

Gratitude 100感謝というコンサート@渋谷区文化総合センター大和田さくらホール

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友人が、招待状を貰ったからと誘われて、内容もよく分からないまま会場へ。結局分かったことはK大関係者主催のコンサートということ。そう言えば、昔の職場仲間や、仕事を通じての知人に出会ったが二人ともK大出身者。

開演が18:30なのに、1時間前に開場するのは、ドリンク券で飲めるワインなどを片手に旧知にやぁやぁと挨拶・懇談の時間を作ってあったと言う次第。

中核はワグネル・ソサイエティーという男声合唱団のOBたち。仲間の一人が麻布天現橋にビルを建て、そこに小さいながらも本格的コンサートホールを作り、毎週木曜日にワンコイン・ランチタイム・コンサートを始めたところ、これがなかなかの好評で、アッという間に100回という節目になったのを記念してのコンサート。

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これまで登場した演奏家(ほとんどがピアニスト)を10名選りすぐって、今回の演奏に漕ぎ着けたという訳だ。それにしても、皆さん、数々の国際コンクール受賞者たちばかりで、惜しみなく技をご披露いただき、余りの卓抜した演奏に、当方はただただ圧倒され続けた3時間でした。

そんな中で、ソプラノがお一人、異彩を放っっていた。竹多倫子とおっしゃる、石川県出身の方。間もなく文化庁派遣留学生として一年間ミラノで研鑽するそうだ。とにかくメチャウマで、地声がそもそもとても美しいし、将来期待したい。二期会にも入会したばかりだそうで、これからが楽しみな存在がまた一人。

異色と言えば、もう一人ミハエル・カンディンスキーというピアニスト。長身で、既に頭部は寂しいが、多分まだかなり若い印象。(調べたら1973年生まれの当年41歳)名前から、すぐピンと来るように、例のワシィリー・カンディンスキーの直系とか。(多分曾孫?)日本人の奥さんとの間に出来たらしい息子を連れて、終演後の挨拶に登場した。

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終演は10時近く。夕食を取っているひまがなく、勤務先から駆けつけたので、階下のイタリアンで軽くワインなどを、と思ったら、もうラストオーダー!!仕方ない、駅近くの居酒屋を探すも、金曜日だからどこも満員。やっとタバコ臭い大衆居酒屋で空席を見つけ、そそくさと飲み食べて退散。

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