140930
章立ては、
第1章 ノルマンディーのイメージの創造:イギリスの画家たち、ロマン主義の画家たちが果たした役割
第3章 海辺のレジャー
第4章 近代化に対する印象
第5章 ノルマンディーにおける写真
第7章 ラウル・デュフィ:セーヌ河口に愛着を持ち続けた画家
ノルマンディーを描いた作品ばかり、約120点集めて開いた、比較的珍しい展覧会。やはり圧巻は終盤に登場するラウル・デュフィか。他にもオンフルール生まれのウジェーヌ・ブーダンも多数展示されている。
昔はともかくとして、一昨年ル・アーブルやオンフルールへ行ってきたし、間も無くルーアンやエトルタに行く予定なので、ことさら興味深く鑑賞した。
ル・アーブルは名前の通りの港町だが、第2次大戦末期、連合軍から完膚なきまで叩き壊され、戦後はゼロからの出直し。建築家オーギュスト・ペレらが中心になって整然としたコンクリートの区画が完成したが、無機質で、四角張った街並みは必ずしもフランンスジン好みではないだろう。既に使用期間が限界に来ているから、町のスタイルはいずれ一新される筈。次はどんな街になるか楽しみである。
海に面する町外れでモネが例の「印象 - 日の出」を制作、これが印象派名称の由来になったことは知られた通り。そばにガラス張りのモダンな美術館があるが、文化大臣を務めたアンドレ・マルローを記念し、彼の名前を冠した美術館で、今回の出品もこの美術館から数点。
画像は同展覧会HPからお借りした。