ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「インターステラー」

141126 原題もINTERSTELLAR 米 169分と長尺。製作・監督・脚本(弟のジョナサン・ノーランと共同):クリストファー・ノーランダークナイトインセプションインソムニアなど、彼の作品の邦題は12本とも全て原題をそのままカタカナ表示!)

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⬆️荒涼たるどっかの星の場面は、アイスランドで撮影されたらしい。

これは宇宙ものSFの新たな金字塔と言ってもよい傑作だろう。展開が「2001年宇宙の旅」に似てなくもないが・・・。最初50分近くは主人公クーパー(マシュー・マコノヒー)が、そもそもなぜ帰還の見込めない、宇宙飛行に飛び立つことになるかを、彼の家族を絡めて丁寧に説明していくが、丁寧すぎて少しだれるかも知れない。でも、ここを我慢すれば、いよいよ惑星間(インターステラー)の旅で、胸ワクワクの、まことにスタイリッシュな映像の中に浸ることに。(iMax方式で見ると余計臨場感が際立つ)

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結局、環境破壊で住めなくなっている地球から人類が移住できる星を求めて、地球上での何十倍もの時間経過軸を旅して、幼子だった愛娘(成人時代はジェシカ・チャステインが演じるが、幼女時代の女優と顔がよく似ていて、キャスティング大成功)に再会した時は、その幼子が自分よりはるかに年長(演じるエレン・バースティンは、82歳だから、特殊メーク不要)になっている。

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確かにややこしい理論やら用語が飛び交うから、かなり面食らうのは事実だが、それを少しだけ我慢すれば、楽しめる要素、極めて多し。169分は決して長く感じない作品。

#95 画像はIMdb及びALLCINEMA on lineから。