ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

CHANEL PYGMALION DAYS 10th

141128 銀座シャネルにあるネクサスホールで開かれている恒例のシリーズ、10年目の節目で、これまで出演した声楽部門の歌手6名による演奏会。

当然、人気が高く、はやばや応募したものの、当選の確率が極めて低いと半ば諦めていたら、1週間前に当選通知!カミさんと開場時間前に銀座シャネル、マロニエ通り側入口に到着。久しぶりに元職場の先輩、A氏にお会いして、コンサートや歌手たちの情報交換。ほどなく上階のネクサスホールへ誘導され、中段中央部に陣取った。前方席は、いつもよりはるかに多くシャネルのお得意様用予約席の札がかかっていた。

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このうち、ソプラノとメゾソプラノはすべて聞きに行っているが、男性陣は残念ながら・・・。トップバッターは2006年の平盛クスト友佳子さん、以後2007~8年,佐藤篤子さん、2009年、小川里美さん、2011年、小野和歌子さんと続く。今日の前半は、これまで聞く機会のなかった二重唱の演目が並び、息のあった者同士、見事なハーモニーを楽しんだ。

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後半はそれぞれ得意のアリアを披露された。山本耕平さんは来春、二期会リゴレット本公演出演を決めているので、勢い熱のこもった「女心の歌」になった。なんでもマントヴァマントヴァ公爵の歌を勉強したとかで、場内の笑いを誘っていた。

最後に全員で「唇は語らずとも」を歌い、さらにアンコールを「乾杯の歌」で締めたのだが、聴衆からさらにアンコールをせがまれたのだが、用意していないということで、もう一度「乾杯の歌」ということになった。それぞれが忙しい日程をやりくりしての出演だろうから、多分別の曲の準備などできなったかっただろう。

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⬆️当日シャネルから配布されたもの。おしゃれな小型紙バッグには、当日のプログラムのほか、これまで出演した全員(50名超え)のプロフィールと写真をコンパクトでスタイリッシュな形にまとめたものが入れてあった。いつもながら、心憎いほどに洒落ている。#56