141214
衆院選の投票を済ませてから、顔も声も甘美な藤山仁志クンの演奏会に出かけた。当然ながら女性ファンが多い。
ご覧のようにイタリア・スペインの歌曲と軽いものを中心に据えた構成。彼のソフトな声はこうした演目にぴったりだ。
アリアでは、これまでシャープレスやマルチェッロを聞いたことがあるが、今回、アリアは1曲だけ。それも結構重々しいシェニエの「祖国の敵」を第1部の最後に持ってきた。別の面を見た思いだが、これはこれでなかなか良かった。
アンコールもスペインものを2曲、それと意外なことに「サンタ・ルチア」。伴奏を務める令夫人安田有里さんとの息もぴったりで、満員の聴衆から喝采とブラーヴィを浴びていた。
#58