ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」

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夜の飲み会までの時間調整にぴったりの上映時間だったのと、パリのロケがどのような内容かに興味があったので、日本橋まで見に行ったが、まったくの凡作。映画館に脚を運んでみるような作品に非ず。失敗の巻。日本映画として初めてルーブル美術館で撮影した作品らしいが、美術館側にすれば、取り敢えず宣伝効果はあったのだろう。

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冒頭の宝石泥棒あたりは僅かに見せ場を作ったが、脚本が破綻している、というか、そもそも原作が無理。随所に???で、時間の無駄だった。僅かに撮影技法に関心が向いた程度かな。ま、たまにはこんな失敗もするって。

出演者の二人は、撮影の合間に結構パリを楽しんだらしい。しかし、綾瀬が大根役者であること、改めて露見。「八重の桜」ではそれなりによかったのだが。

それと村上弘明って、まったく時代劇向きの俳優であることが、本作を見てよく分かった。

#46 画像はALLCINEMA on lineから。