150506 毎年この時期に開催されるいわゆるロビ・コンで、2011(カルメン)、2013(トスカ)と隔年で聞きに来ている。予算の関係かどうか不明だが、残念ながら、少しずつ規模が縮小されている気がする。今回は佐藤優子さんと村上公太さんのお二人とピアノが吉田貴至さん、まあ少数精鋭というところか。13時と15時の2回共それぞれ30分ずつ。演目は一部重複したが、延べ12曲。
・椿姫より「乾杯の歌」
・ロミオとジュリエットより「私は夢に生きたい」
・リゴレットより「女心の歌」
・ミュージカル「マイフェアレディー」より「踊り明かそう」
・ジャンニ・スキッキより「私のお父さん」
・ナポリ民謡「帰れソレントへ」
・メリー・ウィドウより「唇は語らずとも」
佐藤さん、最近メキメキ力をつけてきているのは、周知の事実で、来年は五島育英基金でイタリア留学も決まっている実力派ソプラノ。まったく安心して聞いていられる歌手の一人。苦もなく出せる高音の輝きがなんと言っても最大の強みだろう。あとは細かいテクニックや、表現力を留学で磨いて欲しい。
村上さんも、しばらく聞く機会がない間に、これまたぐっと進化していて、一段と磨きがかかったようだ。高音域もなんなくこなせる期待の星の一人。これからが、ほんとに楽しみなテノールだ。
因みに2013年の画像
更にその2年前、2011年の画像が、
#21
1回目と2回目の間隔が約1時間半。会場で一緒になった先輩に誘われて向かったのは近くの谷川(やがわ)緑道。両側に花が咲き乱れる小道には、それなりの風情が漂う。
とりわけ緑道の途中に、見え隠れしているここアートカフェ土筆が営業中だったのが嬉しかった。先輩の古いお知り合いのご夫妻が20年ほど前から開いている店で、カフェだが、軽食も出すし、夜もそれなりにお母さんメニューが好評で固定客がしっかり付いている様子。
時折小さな展覧会や、手芸品の販売会なども催すそうで、地域にすっかり根付いている、知るヒトぞ知る存在。
内部はこんな感じ⬇︎
いただいたコーヒーとケーキ。このケーキ、チーズ、あんこ、抹茶の三層で、控えめな甘さが殊の外美味だった。器も銀器もとってもおしゃれ!お母さんのセンスが光る。⬇︎
敷地内だけでなく、周辺にも多数珍しい木々を植樹されていて、一つ一つ説明してもらったが、まったくそうしたものに疎い愚亭には”猫に小判”状態。別れ際に写真を撮らせてもらった。無断掲載。左が案内してくれた先輩のA氏。右がオーナーの若本さん。「知らせてくれてれば化粧ぐらいしたのに」とおっしゃるが、すっぴんでこの美貌。若い頃はいかばかりかと想像を巡らす。