150410
アマオケは随分聞いているが、このオケほどうまい楽団は滅多にない。素人の耳にはプロ並みにしか聞こえない。今日のブラ3は、またよほど練習したと見え、ほぼ完璧な演奏ぶり。1、2楽章は、実はあまり好きではない。やはり3、4楽章に限る。
そう言えば、サガンの原作「ブラームスはお好き」をアナトール・リトヴァクがイングリット・バーグマン、イブ・モンタン主演で映画化した「さよならをもう一度」で、この3楽章のメロディーが非常に効果的に使われていた。
プレトークで、指揮者の小森氏と、やはり指揮者で団長の石井氏の対談がなかなか面白かった。今日の3演目の作曲家、ほぼ同時代を生きたワーグナー(1813生)、ブラームス(1833)と、それにチャイコフスキー(1849)の関係についで触れていた。
ちなみにチャイコフスキーはあまりブラームスが好きでなかったようだが、この二人、なんと同じ日に生まれている。5月7日である。
ところで最後の演目、「白鳥の湖」で、珍しい事故があった。例の、最も有名な旋律で、あろうことかオーボエの音が一番の聴かせどころで鳴らなかったのである。リードの調子が悪かったのか、決して下手な奏者ではないのに、こんなことも起きるのだ。
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