150516
⬆︎このようなセンス溢れる案内状をいただくと、内容も自分の予定も確かめもせず、「行きます、行きます!」と即答したくなる。
60人で満杯になる会場は、代々木の住宅街にある、少しわかりづらい場所にある。天井が低いから、青栁さんのように殊更声のデカい歌手には不向きだが、最近はこうした街中の小さなホールでの演奏会が増えているから、聞く方も我慢するしかない。
日本歌曲、ナポリ民謡、オペラの二重唱、オペレッタの二重唱と、二人で散々練ったプログラムは、比較的なじみのある曲に落ち着いたようだ。尤も、オペレッタ「ジュディッタ」というのは初めて聞いたが、レハールとは言え、これはほとんどオペラ・セーリア。
このお二人、もとより夫婦であるから息もぴったりで、昨夏にもこうしたこじんまりしたドゥオ・コンを開いているが、今回もまた歌を聴きに来たのか、お笑いを楽しみに来たのか分からないような、終始笑いの絶えない1時間半だった。
これは後半の衣装。前半は江口さんが薄いグレーのコスチュームで、青栁さんは純白の上下に真っ赤なタイとチーフといういでたち。登場した瞬間に、笑い声が漏れ、場内、一気に和やかに。
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