ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「しあわせはどこにある」

150615 原題:Hector and the Search for Happiness 英/独/加/南ア合作 119分 原作:「幸せはどこにある 精神科医ヘクトールの旅」(フランソワ・ルロール)(仏語だから、ここはヘクトールでなくエクトルとして欲しいところだが)脚本・監督:ピーター・チェルソム(英、59)

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美貌のクララ(ロザムンド・パイク)と同棲しているヘクター(サイモン・ペッグ)、ロンドン市内で精神科医を開業していて、何の不自由も感じない、ほぼ完璧な幸福感に満ち溢れている。

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ところが日々、診断している患者の話を色々聞くうちに、幸せについてさまざま疑問が湧いてくる。こうなるとそれを突き止めたい衝動に駆られどうしようもない。それをクララに告げると、さては自分と別れたいのでは、と疑われてしまう。

なんとかクララを説き伏せて、とりあえずロンドンを飛び立ち、まずは中国、上海へ。その後、ネパール、南ア、ロサンゼルスなどを移動しつつ、さまざまな出会いや失敗をしでかしながら、最後は無事クララの元へ。そしてめでたく結婚。

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なんとも他愛ない展開だが、道中の話、一つ一つに見せ場が仕掛けられていて、まあまあ面白く見られた。

因みに、本作もキャスト・スタッフにアメリカ人ゼロ!クリストファー・プラマー(86)がカナダ人だったとは。主役の二人と監督はイギリス人。トーニ・コレットはオージー。

#44 画像はALLCINEMA on lineから