ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

読響「皇帝」&「新世界」@アプリコ大ホール

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人気演奏家による人気プログラムだけに、久しぶりの混み具合。

仲道さん、失礼ながら、既に52歳だが、相変わらず童女のごときお姿。とても19歳のお嬢さんがいるようようには見えない。今回陣取った左側のバルコニー席は、彼女の右斜め後ろと鍵盤が見下ろす位置。肩から二の腕にかけても、まことにほっそりで、痛々しいほどだが、演奏は大いにダイナミックで、すばらしい「皇帝」を堪能させてもらった。

マエストロ石川星太郎はまだ30歳!芸大を首席で卒業後、海外で研鑽を積まれたとか。実に初々しい指揮ぶりに好感。しかも暗譜で、堂々たる指揮ぶりに、拍手やまず。先が楽しみな気鋭がまた一人。それにしても、さすが読響というサウンド。「新世界」は、感動ものでした。

以前は「新世界より」というのは正式名称だったと思うのだが、なんだか最近は単に「新世界」と表記する方が一般的になっている様子。海外では、もちろん"FROM THE NEW WORLD"

アンコールは、仲道さんがドビュッシーの「月の光」、オケは「スラブ舞曲10番」

ところで、アプリコホール、来年の6月から4ヶ月は改装のため、一時閉館するとか。がっかりだが、竣工して17年目だから、仕方ないのだろう。新装後を楽しみにしよう。

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