ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「霊媒・電話」(ジャン=カルロ・メノッティ)@伝承ホール(渋谷)

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入口付近で姉にバッタリ。彼女の希望で、私には珍しく最後列へ陣取ったのだが、不運にも目の前に小山のように座高の高い若い男性が、しかも頭髪が尋常でなく盛り上がっているから、舞台中央がほぼ完全死角で、少々辛い観劇になってしまった。

なにせ出演者の数が多いから客席には関係者、友人たちも当然多いわけで、開演前にはほぼ満席。青島先生自ら空席探しをされる始末。結局、両脇にある桟敷席までいっぱいになった。

上のチラシにも書かれているように新解釈ではあるが、まさかメノッティの作品に、ウィーンのオペラッタやら日本歌曲等々が盛り込まれてくるとは、ほとんど予想外の展開。例によって青島版だから、何が起こるか分からないところが面白いわけだが、少々面食らったのも事実。青島先生らしい、とにかく観客に楽しんでもらいたい一心での解釈と思い、そこは余り固いことを言わず、楽しんだ方が勝ち。

ノーラン夫人役の坂野由美子さんがお目当てだったのだが、これがまたとんでもない役どころで、まあ、随分笑かしてくれましたよ。終演後、フォアイエでも、ほんとにサービス精神旺盛な方で、何度も同じ滑稽なポーズを決めていただきました。

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⬇︎終演後の出演者ご挨拶(姉が撮影したもの)

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