150806 自分にとって今季3回目となるフェスサマは昭和音大の出番。
やはり音大だから、一味、違うなぁ。みんなすぐにでも立派なオーケストラのメンバーになれそうだ。それにしても女性が多い。弦楽に至っては、50人中、男子は10人。
ピアノの加藤さん、見るからにお若いが、全体の動きも若々しく、聞いていて清々しい気分になったラフマのP協だった。
「展覧会の絵」、冒頭のトランペット・ソロによるメインテーマ、ドキドキしながら聞いたが、全くの杞憂で、この人も女性だが、安定感バツグン。「サミュエル・ゴールデンベルクとシュミイレ(金持ちのユダヤ人と貧しいユダヤ人)」では、ミュートをつけて高音域を小刻みに演奏するのだが、超難しいパート(本来はピッコロ・トランペット使用)で、ベテラン男性トランペッターでも結構手こずるようだ。彼女は顔を真っ赤にして、見事に演奏しきっていた。演奏後、マエストロが2度にわたって会場からの拍手を促すほど。
また、「古城」で奏でられる哀愁を帯びたメロディーをアルトサックスで吹くのも女性団員。コンバスこそ男性だが、要所要所は女性陣が頑張っている。
さらに、「ブィドロ ポーランドの牛車」では、ユーフォニアム(チューバの小型版)と思しき楽器で、ソロパートを吹く女性が、相当肺活量を要する楽器だけに必死という感じで吹いている姿が健気というか、「頑張れ!」と応援したくなった。しかも、吹き終わると、大きく口を開いて深呼吸する姿がかわいらしく、終演後、やはりかなりの喝采を浴びていた。
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