ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

フェスサマ、フィナーレはマーラーの「復活」で盛大に

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今日は早めに家を出て、14:20のプレトークから参加。

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今年はフェスサマの11年目で、全部で19演目だった由。愚亭が聞いたのは、そのうちたったの5回。毎年、だいたいそんなものだ。

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円熟の極み、秋山和慶マエストロ

15:06開演のマラ2「復活」を生で聴くのは実は初めて。こんな壮大な曲は、ホールで聴く以外にない。なんたって第九をはるかに超える90分弱。楽器編成がすごい。ホルン7本(場外も含めると11本)、トランペット6本という、いかにも金管を重点的に配していることが分かる。

舞台裏の演奏も上手、下手から別々に演奏していて、終演部で、舞台に全員が登場するが、ホルン4、トランペット4。打楽器は舞台裏演奏者は最後まで登場せず。

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ソプラノ、天羽明恵さん

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アルト、竹本節子さん

しかも合唱隊がP席に陣取り、4楽章からはソプラノとアルトが参戦、下手、ハープの脇に天羽明恵さん、上手、チェロの後ろに竹本節子さんが。お二人は終演時に指揮者の前に並んで歌うような段取り。合唱の出番は最後の10分少々。もう少し聞きたかったが。

最後のクライマックスでは、このホール自慢のパイプオルガンも演奏に加わり、かくして壮大なフィナーレ演奏会は終了。会場、あちこちからブラーヴオが飛び交ったのは言うまでもない。

外は依然暑いが、自分には夏の終わりを感じさせる演奏会だった。

#44 (画像はミューザ川崎hpからお借りしました)