150819 第3水曜日の特典を利用して、今日は初めての東京都現代美術館まで脚を延ばした。我が家の最寄駅から清澄白河まで、ずーっと都営で行けるので、シニアパスを使えば言わば、無料。入場料も無料なので、まずは快適に過ごせる、筈なのだが、この美術館、駅から早足でも12分ぐらいで、また周辺環境が殺風景そのもの。土地の取得価格の問題があったのは分かるが、都内の他の主要美術館・博物館に比べると、著しく見劣りがする。もちろん、建物そのものは立派なのだが。
車寄せからのビュー。ちょっとごついかな。
周辺は、こうしたハイライズばかりで、なんとも殺風景。誰がこんな立地を選んだのだろう。
ところで、このMOTという略称だが、Museum of Contemporary Art of Tokyoなのだから、MCAT、あるいはMCAでないと、しっくりしない。MOTでは東京美術館になってしまう。国立近代美術館は、MOMAT(Museum of Modern Art of Tokyo、因みにMoMAはニューヨーク近代美術館), 国立西洋美術館はNMW (National Museum of Western Arts)と、ちゃんと名は体を表している。
ブラジルの誇る世界的建築家、オスカー・ニーマイヤーは、苗字でわかるようにドイツ系ブラジル人。104歳という長命を全うしてつい最近の2012年に没したまさに建築界のレジェンド。国連ビルはル・コルビュジエとの共作だが、彼を一躍有名にしたのは、ブラジリアの中心部の超斬新なデザインだろう。
広い会場だが、所狭しと彼の設計したデザイン模型が展示されている。
イブラプエラ公園全体が俯瞰できるジオラマも、靴を脱いで歩けるようにしてある。写真を焼き付けた特殊なカーペットを使用している。
家具のデザインも手がける建築家は少なくないが、彼も同様。
靴のコンバースとのコラボも。
すでに75歳になったサッカーの王様、ペレ。昨年6月にオープンしたペレ博物館(サントス)の巨大モニュメントは、ニーマイヤーのデザインである。
せっかくだから、別の展示も覗いてきた。
東京都現代美術館のサイトから
せっかくだから、別の展示も覗いてきた。残念ながら、横尾忠則、李禹煥以外は知らないアーティストばかりだったが、結構面白かった。