ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

国技館第九の発会式と、日暮里のサロンコンサート

150907 忙しい日だった。出勤日だったので、早めにオフィスを出て、慌ただしく夕食をとり、墨田区のリバーサイド・ホールへ。

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会場に着いた時には、席(600)はほぼ9割がた、埋まっていた。例によって、アルト軍団がほぼ半分を埋め尽くしている。私は、昨年から転向したバスの席へ。偉いさんのご挨拶があり、今回一緒に歌ってくれるテノール山本耕平さんが登場。Mattinataまで聞いたところで、銀座線とJRを使って日暮里へ急行。駅近くのラングウッドホテルへ。4階にあるコンサートサロンでは、すでに山下牧子さんのリサイタルが始まっている。(後で第九仲間に聞いたら、山本さんはアンコールで「カタリ、カタリ」を歌ったとのこと。これは聴きたかった!彼、現在、五島財団の留学生として、マントヴァで研鑽中の身。たまたま一時帰国中だったらしい。)

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以前から素晴らしいメゾソプラノの一人として、注目していた人。うまさは抜群で、声も素晴らしいのだ。今日の演目は、事前にはチェックしていなったが、以下のような内容。

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知っているのは、1曲目のみ。だが、遅れて到着したので、4曲目あたりから聞くのことに。その後は、知っている曲は・・・皆無。ま、知らなくたって、構わないし、むしろ新しい曲を聴くのは楽しいことの方が多いのだが、どうも今回はちょっと違った。最後の挨拶で、今日が44度目の誕生日と告白。そしてアンコールでは、英語の楽曲「スリープ」を歌われた。これまた初めて聞く曲。

会場(ちなみに、満席)の聴衆はどう楽しんだか知らないが、今日の演目は少し偏り過ぎていないだろうか。つまり、もう少しポピュラーな演目を入れてくれてもよさそうに思えたが、それは贅沢というものだろうか。いささか疑問符を残したまま会場を後にした。

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