150922 3週間ぶりに映画館へ。
原題は "SAN ANDREAS" (カリフォルニアを1300kmに亘って縦断する巨大断層)114分 [監]ブラッド・ペイトン(意外にも、本作を含め、監督作品は僅かに三本!)
冒頭のショットから、ハラハラドキドキ感はエンドロールまで途切れることがない。あまりにリアルなCGシーンの連続で、完膚なきまでにノックアウトされる。
昔、ジョージ・ケネディーという俳優が、ディザスター作品には欠かせない存在だったがように、ドゥエイン・ジョンソンもそうなりつつある。
1974年に日本で公開された、その名も「大地震」は、当時最新の技術だったセンサラウンドなる包み込むような音響を売りの一つにしたカタストロフィものだった。確かに、当時としては、かなりインパクトのあった作品だったが、本作の前では、児戯にも等しいように霞んで見えてしまう。そう言えば、あの作品にもジョージ・ケネディーは、チャールトン・ヘストンやエヴァ・ガードナーと並んで出演していた。
ある平凡な一家を中心に据えて、巨大地震に襲われるカリフォルニアを描く展開に、特に目新しい点はない。ただただ、CGシーンの凄さに圧倒されまくる。サンアンドレアス断層はいつ牙をむくかと言われて久しく、日本の東海・南海・関東大震災同様、具体性があるだけに、見ていて戦慄を覚える。
エンディングに流れるのはMAMAS&THE PAPASの懐かしい”カリフォルニア・ドリーミング”(シーアによるカヴァー)
#72 画像はALLCINEMA on lineから。