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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ドン・ジョヴァンニ」@日生劇場

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階段状のセットは、予想以上に高くて、そこを素早く動き回る演技を求められる歌手たちの苦労はいかばかりかと、同情しながら見ていた。特にタイトルロールを演じた池内 響さんは、もともと身体能力が高いのか、難なく櫓から櫓へ飛び移ったり、駆け下りたりの大熱演。2時から5時半(途中20分の休憩が一度)まで、全員が無事故で勤め上げられたことに、まずは敬意を表したい。

ソリスト陣、いずれもまったく遜色のない演唱で、すこぶるバランスが良く、聞き応えは十分であった。広上マエストロが振った読響も素晴らしい音色を響かせてくれたし、ヴィレッジシンガーズも、相変わらずの芸達者揃いで、気分良く聞かせてもらった。

高度な身体能力を求められる演技だけに、衣装は全員ゆったり目で、飛んだり跳ねたりするには、申し分のないデザイン。少しだけ難を言えば、全員同じようなデザイン・色調なので、もう少しアクセントを持たせも良かったかも知れない。

すだれ風の短冊形スクリーンに騎士長を映し出す演出、実はもう少し効果的かと思ったのだが、ちょっと期待しすぎたかも知れない。ドン・ジョヴァンニの地獄落ちの場面はいろんな演出があり、見る度に違っていて、実に興味深い。

#60