151122
今、日本のオペラ界を牽引していると言っていい、最も旬なお二人によるジョイント・リサイタル。フランコ酒井さんの企画だ。
前半はプッチーニ、ビゼーと、やや軽めの演目。一転、後半はヴェルディ、ジョルダーノ中心とした重めの曲を並べてある。
笛田さんの声のでかさには定評があるが、安藤さんの歌唱は十分以上に対抗できて、素晴らしい出来栄え。ますます磨きがかかって、本当に立派な発声であり、技巧であることを改めて確認した次第。
アンコールは、それこそ超軽く、「私のお父さん」、「私の太陽」、「乾杯の歌」。しかし、なんとなく物足りなさを感じた。このお二人なら、もう一捻りしたアンコール曲を期待したのだが。
#61