160303
毎年、このシリーズがアプリコに回ってくる3月に、必ず行くことにしているコンサート。アンコールはバッハ、アルフレッド・コルトーのアリオーソを梅田が、そして
及び同じくバッハのG線上のアリア をオケが最後に演奏。
梅田智也のピアノは、初々しく溌剌としていて、綺麗な音色に聴き惚れた。
マエストロ広上は、これまでなんども聞いているが、指揮台でのパフォーマンスが傑作で、彼の動きを見ているのが実に面白かった。跳ねたり踊ったりはまあよく見かけるのだが、時に野球のバッターの動きや柔道の背負い投げのポーズが加わったりと、めまぐるしく忙しいのだ。そして、第4楽章で、いつも間にか指揮棒を振り始めるという、まさに奇想天外な指揮ぶりに、飽きることがなかった。もちろん演奏の方も一流。
#10