ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ベートーベン ”ふたつの5番”」@アプリコ大ホール

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毎年、このシリーズがアプリコに回ってくる3月に、必ず行くことにしているコンサート。アンコールはバッハ、アルフレッド・コルトーのアリオーソを梅田が、そして

及び同じくバッハのG線上のアリア をオケが最後に演奏。

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梅田智也のピアノは、初々しく溌剌としていて、綺麗な音色に聴き惚れた。

マエストロ広上は、これまでなんども聞いているが、指揮台でのパフォーマンスが傑作で、彼の動きを見ているのが実に面白かった。跳ねたり踊ったりはまあよく見かけるのだが、時に野球のバッターの動きや柔道の背負い投げのポーズが加わったりと、めまぐるしく忙しいのだ。そして、第4楽章で、いつも間にか指揮棒を振り始めるという、まさに奇想天外な指揮ぶりに、飽きることがなかった。もちろん演奏の方も一流。

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