160326
主催者の東京オペレッタ劇場は、今回も訳詞/台本を担当している角 岳史氏が毎年、意欲的に新しい作品を中心に取り上げ、手頃な価格で都心で見せてくれるので、我々オペラ/オペレッタファンにはまことにありがたい。
本作は、もちろん初めて観たのだが、上に書かれているように、大人の童話というだけあって、無条件に楽しめる。それは訳詞・台本の冴えもさることながら、出演者がいずれもすこぶる芸達者ということによるのだろう。
タイトルロールのダチョンこと高田正人さん、幅広い芸域を誇る一人だが、こう言う役どころは、声質といい、見栄えといい、まさにピッタリ。上は、今日は観衆で来館されたソプラノの醍醐園佳さんと。
恋人のクリステルを演じた富田沙緒理さんも、透明感のある美声に、愛くるしい色白美人で、ぴったし。撮影をお願いすると、このようにサービス精神も旺盛で、好感度、高し。
選帝侯妃マリーはスズメちゃんこと里中トヨコさん。やはり東京オペレッタの常連のお一人だし、他のプロダクションのオペレッタにもよく登場される。今やオペレッタには欠かせない”顔”。
以前から応援している澤村翔子さん、やはり今日は観衆だった二期会のソプラノ、菊池美奈さんとのツーショット。こうした素敵なコスチュームがまたドンピシャに似合う。劇中でも「宝塚の男役」などというセリフもあったが、ズボン役も得意とするところで、大変器用なメゾソプラノだろう。
もはや実力・人気ともに絶好調は、ヴェプス男爵役、北川辰彦さん。チャーミングな容貌の割に、三枚目の方が得意のように最近はお見受けする。
この方も名脇役として不動の地位を築いた観のあるアデライーデ役、田辺いづみさん。この舞台でも、絶品の演技でした。
いやぁ、最初から最後まで存分に笑わせてもらえました。感謝、感謝!
⬆︎FBから拝借しました。愚亭もよほどカーテンコールは撮ろうかと思ったのですが、最近何かとうるさいので、断念したのが悔やまれます。もっと近い位置だったので、きっといいショットが撮れたはず。
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