ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「フランスの風景 樹をめぐる物語 コローからモネ、マティスまで」@損保ジャパン日本興亜美術館

1604 間もなく新宿の損保ジャパンビルで開催される本展が待ち遠しい。春の東京では、糸巻きの聖母(ダ・ヴィンチ)展、ボッティチェッリ展、黒田清輝展、フェルメールレンブラント展、そして世界初公開作品が含まれていたカラヴァッジョ展、ビンばかり描いたジョルジョ・モランディ展と、実に盛り沢山な美術展を楽しんだ。で、あらかた見るものがなくなっちゃったと思っていたら、よくしたもので、今度は、樹木をテーマにした斬新な切り口の展覧会が開催される。

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樹をモチーフにした作品は古今東西、珍しくはないが、こうした作品ばかりを集めて展示する企画って、割に珍しいのではないかな。時代は、近代フランス絵画の中でも、一応コローからマティスまでと区切っているが、そうしないとキリがないからねぇ。確かに、この時代は、それまで脇役だった樹を含む風景が主役に躍り出てくる、絵画史上、画期的だったはず。どのようにして作品が選ばれたのか、まことに興味深い。

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これまで見た作品も、初めての作品も混じっているだろうが、個人的には多分、なんであの絵が選ばれなかったのか、なぜこんな絵を選んじゃったのか、など、疑問を感じながら見ることになりそう。110点というから、かなりの充実ぶりだ。

開催概要は、

会期:4/16(土)〜6/26(日)月曜休館  開館時間:10:00~18:00 (~20:00金曜のみ)

会場:損保ジャパン日本興亜美術館 (新宿西口高層ビル群の一つ、損保ジャパン日本興亜本社ビル42階)

入館料:1200円(65歳以上は1000円)