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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「フランスの風景 樹をめぐる物語 コローからモネ、ピサロ、マティスまで」

160420 好天の中、新宿の損保ジャパン・日本興亜ビルの最上階にある東郷青児美術館まで足を運んだ。先日、本展の予告をしたが、16日から開催となったので、早速出かけた次第。詳細は本展のホームページを参照。

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1850-1920の70年間、それもフランスに限定されているが、それでも100点を超える風景画が一堂に会するのは壮観である。それに、ホームページの作品リストにあるように、ほとんどが個人所蔵であるから、普段は滅多にお目にかかれない貴重な作品群ということになる。

美術館所蔵のものも、大半がポントワーズにあるカミーユピサロ美術館のようなマイナーな美術館からのもので、愚亭も実際に見たはずのものは、わずかにパリ市立近代美術館所蔵のマチスと、山梨県立美術館所蔵の2点のみ。それも、昔のことで記憶にないから、すべてが初めて見る作品というわけで、まことに貴重な機会となった。

構成は、

第1章 戸外制作の画家たち

第2章 印象派の画家たちと同世代の風景画

第3章 ポスト印象主義と20世紀前衛芸術への試み

樹木が主人公の絵となれば、どちらかというとやや地味な存在であり、一般的には、足ばやに通り過ぎられてしまう気配があるが、こうして樹木をテーマにした作品だけの展示であれば、一点一点、丹念に見ることになり、こうした”地味”な作品が持つ独特の味わいに触れられたのは何よりの収穫だった。それでも、ロイスダールやホッベマのいない一抹の寂しさも。

会期は6月26日まで。