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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「64(ロクヨン)前編」

映画

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いい作品らしいことは分かっていたが、NHKのドラマで全部見ているので、見る気はほとんどなかったのだが、歩いて行ける映画館でやっているので、とうとう見てしまった。

ウーム、やはり見なくて正解だったかな。上記のように出演陣の豪華さには圧倒されるが、全体の出来栄えからするとNHKの方に分があるようだ。それと前編後編に分けているところも気に入らない。何しろ原作が登場人物150人、600頁を超える大作だから、少しでも原作に忠実に描こうとすれば、それも必然かもしれないが、多少長めでも1本にまとめてくれないと。

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NHKドラマではピエール瀧が演じた主人公を佐藤浩市が。熱血漢としては、より佐藤に分があるかも知れないが、瀧のクールさも捨てがたい。

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佐藤の広報室と激しく対立するジャーナリストの首謀格を演じる瑛太、小生意気な雰囲気、全開。

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捜査の初動段階で、誘拐犯からの重要な電話を、みすみす録りにがすという大失態、しかもそれを隠蔽するという県警の体質!嫌気がさした捜査官は辞任。やがて後編で、とんでもない事件を起こすことになる。

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捜査で疲労困憊する主人公だが、実は、実の娘との諍いから娘が家出してしまい、妻とともに必死で手がかりを得ようとするも・・・・家でも憔悴する主人公はよほど強靭な精神力の持ち主か。

県警では、以前からくすぶっていた警務部 vs. 刑事部の確執がついに燃え盛る事態に。それも警察庁長官が、誘拐殺人事件の遺族を訪問するというその前日に、別の誘拐事件が発生。事件の経過は、まるで14年前の通称64をなぞるかのように。ここに謎のすべてが凝縮されているんだから、後編は見ざるを得ないことになっているわけだ。