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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「サウスポー」

160607 原題も:SOUTHPAW (ギッチョは今や放送禁止用語らしいが、まさにこれに相当する、やや特殊な用語。主に野球、ボクシングで使用される)製作・監督:アントアーン・フークア

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ボクシングがテーマの作品、古今、数知れず。中にはレイジング・ブルロッキーなどの名作も。ただ、ボクシング・シーンの撮り方については、本作はどれにも負けていない迫力があり、それが本作の「売り」の一つだろう。

それと、⬇︎主役を演じるジェイク・ギレンホールの肉体改造も立派に称賛に値する。

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ライトヘビー級チャンピオン、ビリー・ザ・グレイト・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は、あるチャリティーパーティーでのスピーチを終えて愛妻のモリーン(レイチェル・マクアダムス)と会場を後にしようとしていた。⬇︎妻が止めるのも聞かず、ライバルの執拗な挑発に乗り、ロビーで大騒動に。その結果、相手側が撃った流れ弾がモリーンに命中、そして落命。

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そこから彼の生活は一転、あっという間にどん底へ。愛する一人娘も施設に引き取られてしまい、会うことすら叶わない。⬆︎プール付き豪邸も、高級車も、そして愛娘も奪われ、サァどうする。荒みきった彼の心に差す一筋の光は、今は娘だけ。ここから這い上がるには、やはりボクシングしか残されていないと気づく。そして、今は素人しか教えないという名トレーナー(⬇︎フォレスト・ウィテカー、名演)のジムのドアを押すのだった。

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せっかくジムで練習再開の機会を与えられながらも、不器用なビリーは、相変わらずトラブルメーカー。それを辛抱強く諭しながら、ついに世界タイトルマッチ出場の好機が巡ってくる。あとは言わずもがなの展開で、壮絶な打ち合いの末、復帰という、まあ割りにシンプルな展開。だが、打ち合いのシーンの凄さはロッキーも真っ青だろう。

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⬆︎愛娘からの信頼と愛情を取り戻した瞬間。

タイトルがサウスポーだから、てっきり主役が左利きだと思っていたら、さにあらず。最終戦法として、トレーナーが作戦として手ほどきした術で、今か今かと思っていたら、最終12ラウンドの後何秒というところで初めて抜いた伝家の宝刀というわけだ。

この渾身のアパーカットで、形勢一気に逆転、ノックアウトと思ったら、ゴングに救われ、なんと判定になったのには驚いた。もちろん勝つには勝ったが、スプリット・ディシジョンとは、チト後味悪いねぇ〜。

レイチェル・マクアダムスは割りに好きな女優だが、前半で流れ弾に当たってしまい、あっさり画面から消えたのはがっかり。

ともあれ、ボクシングファンには絶対見逃せない必見の作品。

#47 画像はIMdb、およびALLCINEMA on lineから。