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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「生きうつしのプリマ」

160722 「ハンナ・アーレント」を撮ったマルガレーテ・フォン・トロッタの監督作品。原題:DIE ABHANDENE WELT 英語タイトルはTHE MISPLACED WORLD(多分、同じ意味)

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父親が偶然ネットで見た著名なオペラ歌手が、1年前に死んだ母親にそっくりだから、出演しているNYまで確認するように言われ、夫とそのことで喧嘩別れまでして、慌しく旅立つ娘。(ネットの画像でどれだけ似ているか疑わしいし、生き写しと言われるほど似ているのかどうか・・・)

ホテルのバーで歌う二流のジャズ歌手で、それだけでは食えないからと、結婚斡旋業までしている娘のゾフィ、楽屋へプリマのカタリーナを訪ねると、確かに亡母、エヴェリンによく似ている。そして、恐る恐る”その話”を切り出すが、相手にされない。

こうしてドイツの地方都市とNYを行き来しながら物語は進行していくが、脚本が悪いのか、どうやら省略している箇所があるらしく、謎解きは難航し、観客は置き去りにされ、すこぶる後味の悪い作品になってしまっている。しかも、エンディングは何やらオカルト風で、ついていけない。

ハンナ・アーレント」では評価が高かった監督なのだが・・・。

#59 画像は公式ホームページから