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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

俳優座公演「狙撃兵」

演劇・落語

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旅友(アイルランドツアーで知り合った)の一人、K夫人のご主人が出演されるお芝居、これまで何度見に行っているだろう。今回はかなり本格的な舞台で、本来俳優座にかかる予定だったらしいが、他の公演との調整で、5階の稽古場が使われることに。従って、満杯でもせいぜい80人ほどの収容力しかなく、実にもったいない。

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筋書きは上のチラシの通り。かなり風刺の効いた喜劇で、ブラックジョークも随所に飛び出し、また「選挙戦」とか「中東で戦った狙撃兵」とか、現在の世界情勢に妙に符合する箇所があったり、大いに興味をそそられる展開だった。

稽古場だけに、観客と出演者の距離が、それこそ手を伸ばせば届きそうな距離で、ちょっと他ではありえない雰囲気を味わえた。

ちょっと残念だったのは、狙撃兵がタイトルロールなのだが、かなり若手(30代前半?)が起用されていて、本来は、もう少し年配の役者が演じる方が原作に近い味わいを残せたのではないかと思われたこと。もちろん若手なりに出演者は熱演していて、Bravoではあったが。

ラストシーンで、いよいよ元狙撃兵が照準器付きライフルを構えて・・・ズドン!結局、ターゲットは誰だったのか。作者は語らず、見るものに任せるという、ま、よくある「落ち」になっている。

それにしても小気味良いテンポの展開で、あっという間の2時間、やっぱり舞台の楽しさはまた格別だと改めて思った次第。

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