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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「フォーレのレクイエムを学び歌う会」始動

161004 この合唱団の募集チラシを見て応募していたら、たまたま当選。37年ぶりとかの、10月に入ってからの32度というふざけた暑さの中、中目黒へ。

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発会式というか結団式が中目黒駅前のGTセンターの一室で開催された。主催者である

公益財団法人 北野生涯教育振興会

事務局の挨拶では、今年の3月11日は、同団体の40周年記念として、オペラ「ヤマタノオロチ」を上演したが、フォーレクはそれ以前から毎年東日本大震災鎮魂として演奏してきており、今回(来年3月11日)で4回目とのこと。

この日集まった団員は、多少空席もあったが、60名前後と思われる。70名募集だから、多分女性50名、男性20名ぐらいの比率だろう。男性はテノールとバスが半々とすれば、10名ずつ。さらにそれぞれのパートが別れる部分が結構あるから、バス1、バス2が5名ずつとなり、結構責任重大そうだ。

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30分ほど主催者挨拶や、指導者、伴奏ピアニストの紹介があり、後半は現代音楽についての講演があった。これが期待以上に素晴らしく、かねがね、現代音楽について、疑問が多かったので、目からウロコの内容で、今日は来た甲斐があった。

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今回のマエストロは、現在ミラノ在住のため、この夏来日された際、オーディションを行い、ソリストを決定済み。こんなに早くソリストが決まってしまっているのは、そういう事情によるとの説明があった。ちなみにソプラノの松本直子さんは、去る7月18日、「海の日のチャリティーコンサート」で共演している。

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後半、登壇した現代音楽化の研究・演奏家(ヴォーカル)として第一線で活躍中の松平 敬氏は、たまたま今回の指導者の一人、竹内雅拳先生の芸大時代の同期生という絡みで講演を依頼されたようだ。直接的にフォーレのレクイエムには関連しないがということで、団員の中には、疑問を感じた人もいたようだったが、愚亭には大いに参考になった。

それにしても、現代音楽の”楽しさ”は想像以上で、とてつもない手法で演奏したり、そもそも楽譜がいわゆる五線譜を使わず、地下鉄路線図に何やら数字や記号を付したものや、五線譜でも、我々が一般的に知っているものとはかけ離れたスタイルで、大いに驚かされた。

また松平氏の演奏ぶりも驚異的であり、ポリフォニーと言われる多重演奏でも、一人で男女4人のパートのそれぞれが4声、つまり16声の多重録音が登場したりと、まず滅多にお目に(耳に)かかることのない講演で、自分には貴重な時間だった。

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⬆︎リストの6番目に最近よく目にする名前が。やはりこの人、相当な才人らしい。

トークも丁寧で分かりやすく、パワーポイント(多分)でまとめられた内容や音源が手際よく投影され、総論・各論とも、概ね理解できたのではないだろうか。ただ、これからあまり積極的に現代音楽を聴きに行きたいというレベルには至っていないが。