ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

すみだ第九の歌い初め

170112 恒例のイベントが墨田区役所ビルにあるリバーサイドホールで行われた。寒い中、夕方から出かけるのも面倒と思いつつ、イベント(今年はソプラノの辰巳真理恵)につられて出かけた。

あらかじめ混み合うことが予想されたので、いつもよりかなり早めに出たが、それでも着いてみたら、ほぼ満席状態!なんとか前の方に一つだけ空席を見つけた。主催者の話だと800人以上が入ったようで、後から来た人は立ちっぱなしとなった。

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年明け最初の集まりだし、一応セレモニー的なことはやるのだ。三十分ほど関係者、おエライさんの挨拶があって、辰巳嬢の登場。司会が「みなさんよくご存知の辰巳琢郎さんのお嬢さんである・・・」という紹介はおかしいし、本人に失礼だろうと思ったが、本人はそれほどでもないことが、後で判明。プロの歌手が親の七光りをあてにしているようなことで、いいんですかねぇ。

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前に聞いているから、実力のほどは知っているつもりだったが、今日は別人の如し。声が小さい上に、甚だ安定していない。それでいて、Caro Nomeのような難曲をやるから、ハラハラものだ。体調不良か、高齢者の、余りの多さにたじろいだのだろうか。

七時過ぎから栗山文昭先生の指導で、通して歌ったのだが、最後のTochter aus Elysiumがバラバラ、さらにそれに続くFreude Schoenerも合わない。棒がかなり早い気がしたが・・・。本番の下野竜也マエストロがどう振るかにかかっているから、来週のトリフォニーホールでのマエストロによる最初で最後の練習で確認するしかない。