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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「マリアンヌ」

170227 原題:ALLIED (同士?)米 124分 監督:ロバート・ゼメキスバック・トゥ・ザ・フューチャー」、「フォレスト・ガンプ」)

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別の組織に属しながら、モロッコでドイツ軍の要人暗殺指令を受けた二人が、難度の高いミッションを見事に完遂、ロンドンに逃れるのが前半。後半は、戦時下のロンドンだが、娘まで生まれて、幸せいっぱいの二人。だが、上官から告げられたのは、妻がドイツのスパイで、自分で始末をつけられなければ、二人とも”処分”されるという、どっちに転んでも逃げ場のない運命。

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かたや英軍特殊作戦部所属、こなたフランスのレジスタンス所属(実はドイツの二重スパイ)の二人が合流するモロッコ。マックス(ブラッド・ピット)がパラシュートで広々した砂漠に降りるシーンが巻頭。

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仲睦まじい夫婦を装う二人。コティヤール、よく似合っている。

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砂漠で機関銃の試射をする二人。安全装置をかけてマリアンヌ(マリオン・コティヤール)の腕を試すマックス。

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お返しに、食事時、わざと胸をはだけて、マックスの度胸を試す(?)マリアンヌ

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二人のファッションが素晴らしい。二人とも、メイクもあるが、若い!

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目的を果たして、現場を急ぎ足で去る二人。機関銃を打ちまくっただけだから、髪や服装の乱れもほとんどなし。

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「お前の女房は独軍のスパイだ!」ある日、上官から告げられ、驚愕と怒りとを露わにするマックス。自分で妻の無実を証明してみせると自信満々だったが・・・

ラストシーンは、十数年後、広々した牧草地を歩く父と娘の姿

さすがゼメキス、よく出来ていると思うのだが、館内はガラガラ。もったいない!

戦時下のモロッコが舞台と来れば、「カサブランカ」を思い出さないわけにはいかない。でも、総合的な出来栄えは、残念だが、比較にならない。やはり、本作は底が浅いというか、脚本が薄っぺらな印象。そもそも命がけの指令を帯びた者同士が恋愛関係に陥ることがご法度なのはイロハのイ。その上、ミッション・コンプリートで、二人で逃走して、新しい生活を目指すなんてことはあり得ない。それをあっさり破ってしまうあたり、ええっ!そりゃないわなぁ〜!まずそこで、白けるが、そこをもう少しうまく書けなかったのかなあ。

それはそれとしても、映像が美しい。それとカメラワークの冴えがたっぷり楽しめる。コティヤールは好きな女優ではないが、本作では見事なコスチューム(89回アカデミー賞の衣装デザイン部門でノミネート)にも助けられてだろうが、実に美しい!

#10 画像はIMdbから