ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「メッセージ」

170522 原題:ARRIVAL 米 116分 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

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宇宙人登場のSFだが、おきまりの襲来で地球防衛軍と戦うのとは、少しばかり毛色が異なる。

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地球上の12ヶ所にこんなものが現れ、地上スレスレのところに浮いている。彼らが何の目的で到着したか、まずは相手の意図を探るべく、高名な言語学者のルイーズ・バンクス博士(エイミー・アダムス)に、軍は白羽の矢を立てる。

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防護服に身を固め、宇宙船に乗り込む一行。

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ルイーズは透明の壁の向こうにいるエイリアンを安心させようと防護服も脱いで、壁面に手を置き、相手との交信を試みる。

 

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その結果、7本足ゆえ、ヘブダパッドと名付けたエイリアンが、何やら文字らしいものを空中に作り出す。(筆で書いたような図形)

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いくつかを分析して、相手との交信が可能になるが、彼らの狙いがどこにあるかまでは、判然としない。

そんな中、彼女の抱えている悩みがフラッシュバックで、何度か紹介される。最愛の娘を病死させてしまったこと、未来が見通せる特殊能力ゆえに、夫 イアン(ジェレミー・レナー)が去って行ったことも。

いつのまにか家族愛の話がメインになり、かつエイリアンが何の目的で地球に到達しかなどが明確に示されない終わり方で、どうにも始末の悪い作品になってしまっている。何度も睡魔に襲われたこともあり、大いに期待ハズレ。随分無駄な116分だった。

#27 画像はIMDbから